くるりからファンファンが脱退、引き続き岸田と佐藤で活動

2021.3.5 22:00

くるり(左から佐藤征史、ファンファン、岸田繁)

(写真1枚)

ロックバンド・くるりが5日、公式サイトにてメンバー・ファンファンの脱退を発表した。

さまざまなジャンルの音楽を貪欲に取り込み、アルバムを出すごとに新たな世界をかいま見せながらも揺るぎない歌心でファンを魅了してきた同バンド。2011年に加入したファンファンは、トランペット、コーラス、キーボードを担当。2015年に妊娠を発表し、産休・育休のため離れていた時期もあったが、2017年に復帰して活動をつづけてきた。

バンドは公式サイトにて、「本日をもちまして、ファンファンがくるりを脱退することになりました。彼女本人からの申し出を受けたあと、メンバー、スタッフで話し合いを重ねた結果、このような突然の報告となってしまいましたこと、ファンの皆さま、関係者の皆さまにお詫び申し上げます」とコメント。

ファンファンは、「わたしはくるりというバンドが大好きです。初めて一緒に演奏したときのこと。ライブをした日のこと。これだ!というテイクが録音できたときのこと。震災直後の東北を訪問したこと。メンバー3人でお鍋をつついたときのこと。くだらない話をして夜更けまで飲んで笑ったこと。順調なときも立ち止まってしまうときも、すべては喜びとともにありました」と振りかえる。

そんななか、第1子の出産を経て家庭とバンドの両立について考える日々が続き、新しいアルバム作品を録り終え、出揃った曲を家で聴いていたときに「今だ」と決めたという。

4月28日発売のニューアルバム『天才の愛』に収録される『コトコトことでん』

「まずは全力でお母さんをやって、そのうえで音楽もマイペースにやっていこうと思っております」と音楽は続けることを伝え、最後に「これからはわたしはくるりのいちファンとなります。ファンのみなさま、今後もよろしくお願いいたします。そして!新しいアルバムが最高です。ぜひともお聴きください」と明るく呼びかけた。

今後は、オリジナルメンバーの岸田と佐藤の2人で活動を続けていく。約2年半ぶりとなるニューアルバム『天才の愛』は4月28日に発売される。

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