夫婦それぞれが主役、昼は焼き菓子・夜はお気軽フレンチに

2021.4.12 07:15

ショーケースの中には、智子さんが作る焼き菓子が並ぶ
「ウフマヨ」530円。半熟ゆで卵をエシャロット、ハーブ、ワインビネガー、白ワインなどをブレンドした自家製ムースリーヌで。発酵菊芋と菊芋の味噌漬け、赤玉ネギ、クランベリー、ポップマスタードを合わせて
シンプルで木のぬくもり感じる店構え
それぞれの経験を生かして店をオープンした荒川さん一家
夜のアラカルトより。「フォアグラと鶏胸肉のキャベツ包み」1200円。フォアグラと鶏胸肉は、それぞれしっとり火入れをし、発酵カリフラワーのスライスとともにキャベツで包んで。ソースは和風出汁ベースのジュレとピーカンナッツ、菜の花を合わせたもの。フキノトウの苦味のあるパウダーを仕上げにひとふり
夜のアラカルトより。「エノキの唐揚げ」600円。エノキに発酵ポルチーニのジュースと生姜、ニンニクなどでマリネし、セモリナ粉をつけて。豚の脂身の塩漬けとトルコスパイス、乾燥させたポルチーニにキャラメルを纏わせて粉砕したものをトッピング
シェフがこだわる発酵食品「お漬物盛り合わせ」１人前900円（写真は３人前）。アボカド、人参、セロリ、豆腐、アーモンドなどの糠漬け、菊芋、マイタケ、カリフラワーなどの発酵野菜の盛り合わせには、クミン、フロマージュブラン、アイスプラントや文旦のコンフィチュールを箸休めに
テーブルや椅子にもこだわった空間は、あたたかさもありつつ洗練の雰囲気。インテリアのほか、器やカトラリーも好きな作家にオーダーして作ってもらったそう
カヌレ380円。バニラとラム酒の香りが広がるフランス・ボルドー地方の菓子。もっちりとした食感で食べ応えあり
バターをたっぷり使用したガレットブルトンヌ300円、焦がしバターが香ばしいフィナンシェ000円
アールグレイ、キャラメルペカン、カフェ、シトロンヴァニーユ、チョコレートなどサブレは１枚100円とお手軽プライス。１枚でも購入できるのがうれしい
店のスペシャリテ「へーベルナッツとチョコレートケーキのケーキ」。中央に酸味と苦味のバランスのほどよいガナッシュを閉じ込めたパウンドケーキ。2600円
カウンター席もあり、16時までなら気軽にコーヒーと焼き菓子を