中井貴一「楽しい現場ではなく、役者として孤独を感じた作品」

2021.4.6 18:45

手前左から時計回りに、藤ヶ谷太輔、向井理、中井貴一、内田有紀、麻生祐未、福本莉子、美村里江、松本穂香、吉岡里帆、要潤、笹本玲奈

(写真2枚)

WOWOW開局30周年記念『連続ドラマW 華麗なる一族』が、4月18日から放送。公開を記念して、東京都内で主演の中井貴一をはじめキャスト11名による記者会見が4月6日におこなわれた。

山崎豊子の小説を原作に、4度目の映像化となる同ドラマ。日本の高度経済成長期のある一族の繁栄と崩壊を描き、関西の政財界で野望の実現に突き進む万俵大介役を中井貴一が演じる。

中井は、「演じるのは(息子役の)鉄平かなと思ったら大介でした。意外にこんな年になっているということを役で教えられた気がします。佐分(利信)さんの『華麗なる一族』(1974年)から見ていますので、あまりなぞらないようにしようと。原作の年齢に一番近いのは自分だと思っているので、今までにない若さみたいなものを持たせていけた」と意気込みを語る。

また、コロナ禍での約5カ月に及ぶ撮影現場については、「これだけのすばらしい俳優さんがそろって、いっさい現場で和気あいあいがないんですよ。だから、楽しい現場ではなかったよね(笑)。みんながそれぞれ憎悪をもって、僕の役に対して接してくれて、役者として孤独を感じた作品でした。その孤独が万俵大介をつくっていくんだと・・・撮影現場と役がリンクしていて、とてもよかったと思っています」と振りかえった。

また、会見では、万俵家の長男の鉄平役の向井理、次男の銀平役の藤ヶ谷太輔、大介の妻・寧子役の麻生祐未、愛人・高須相子役の内田有紀、万俵家の三姉妹、一子、二子、三子を演じた美村里江、松本穂香、福本莉子、鉄平の妻・早苗役の笹本玲奈、銀平の見合い相手・安田万樹子役の吉岡里帆、一子の夫・美馬中役の要潤が登壇して会場を盛り上げた。

同作品の第1話は4月18日の夜10時からWOWOWプライム・WOWOW4Kで放送、WOWOWオンデマンドで配信放送。全12話で、第1話は無料放送。

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