奈良の魅力を発信、「中川政七商店」の複合施設が開業

2021.4.15 17:15

２階の中川政七商店　奈良本店。他店舗と異なり、中川政七商店オリジナル商品のみをあつかう
創業の地に4月14日オープンした、中川政七商店の複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」（写真：淺川敏）
「中川政七商店を代表する紋様をつくりたい」と生み出された新テキスタイルデザイン『政七紋』と奈良本店の村田あゆみ店長。政七紋の商品は、4月14日より、奈良本店と渋谷店及びオンラインショップで先行販売される
中川政七商店　奈良本店限定商品
開業にあわせ、奈良の正倉院をイメージして生まれた「シルクロードをテーマにした商品」。中川政七商店　奈良本店、近鉄百貨店奈良店、奈良蔦屋書店、渋谷店の計４店舗で４月１日から限定販売
１階の中川政七商店　奈良本店。奈良の作家の作品や奈良土産になるような商品が豊富
数多くのミュージアムや商業施設等を手掛けてきた建築家の内藤廣（ないとうひろし）氏が設計
鹿猿狐ビルヂング限定商品の一部。名前の鹿、猿、狐の張り子4180円
東京の人気コーヒー店「猿田彦珈琲」。同店限定の「ならまちブレンド」が飲める
ミシュラン一つ星を２年連続獲得した東京代々木上原のレストラン「sio（シオ）」プロデュースによるすき焼きをメインにした「㐂つね（きつね）」。ランチの㐂つねうどんに付くおいなりさん。お茶のペアリングを楽しめる
東京代々木上原のレストラン「sio（シオ）」による「㐂つね（きつね）」すき焼き
旧中川家邸宅エリアである近隣施設とあわせて巡って楽しめるようなつくり
2つある蔵のひとつ「時蔵」には、創業から現在までの出来事・成果物を年代ごとに保管する桐箱が壁一面に
2つある蔵のひとつ「布蔵」では、手績み手織り麻体験ができる
茶論　奈良町店。中川家の蔵に残されていた江戸時代後期の画家・内藤其淵（ないとうきえん）の屏風。鹿の其淵とよばれるほど、鹿を描かせたら右に出る者がいないほどだった
茶道文化の入り口として、気軽に茶道体験できるテイクアウトカウンターも。おすすめは濃茶ラテ
旧中川家邸宅だったエリア（旧　遊中川　本店）では、アパレルを中心とした服飾雑貨をあつかう。天井の竹竿は、昔、検品のため麻織物をかけて使用された。鹿よけの柵など当時のままのものが随所に残っている