滋賀・守山市に巨大なエコパークが誕生、プールや温浴施設も

2021.4.17 07:45

水量で水深を変えて水泳競技にも対応する温水プール

(写真6枚)

「環境・健康・交流をはぐくむ活動拠点づくり」がコンセプトの施設「もりやまエコパーク交流拠点施設」(滋賀県守山市)が4月17日オープン。プール・学習室・温浴室など多様な施設を擁する。

守山市のごみ処理施設「守山市環境センター」(守山市幸津川町)の隣にできた同施設。昭和60年に誕生した同センターの施設が老朽化したことから約20億円をかけて約4年かけて刷新する際に、守山市民プールと農村総合センターの跡地に誕生した。

そのため同施設は、ごみ処理場で発生する熱エネルギーを活用(10月1日より稼働)。館内を「環境」「健康」「交流」の各ゾーンに分類し、温水プールをはじめ、温浴施設やトレーニングエリア、環境学習室、工作室、キッチンエリアなど10施設を揃え、市民の交流、活動拠点になることを目指す。

25mの温水プールは、年間平均約30度の水温と、約31度の気温を維持。珪藻土を使った最新の濾過装置を導入し、より高品質な水質で衛生面にも配慮。一般的なプール施設よりも広めの8レーンは、ウォーキングと水泳教室用のほか、近隣の明冨中学校(守山市水保町)の水泳部用としても利用される。

現在は守山市民以外の利用や、水泳教室への問い合わせが増えているとのこと。担当者は「多くの皆さんに施設を利用していただき、健康になってもらいたい」と意気込みを語った。

使用料金は守山市を含む近隣の野洲市、栗東市、草津市が対象の「湖南四市」とそれ以外で異なる。プール会員の1日利用の場合、湖南四市内は550円、それ以外は800円(一般)。1カ月定期利用もある。

運営は全国各地の自治体施設で運営を担う「東京アスレティッククラブ」(東京都中野区)が担当し、今後はグランドゴルフ場やサッカー場も設置予定。営業時間は9時~22時。

取材・文・写真/中河桃子

「もりやまエコパーク交流拠点施設」

2021年4月17日(土)オープン
住所:滋賀県守山市環境学習都市宣言記念公園1−1
営業:9:00~22:00、日・祝~20:00(多目的ホール~22:00)
電話:077-584-4693

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