大阪府が飲食店の感染防止対策に約1340億円の補正予算

2021.4.22 06:15

大阪府の定例会見のフリップより「令和3年度第2号補正予算の主な概要」(4月21日・大阪府庁)

(写真6枚)

大阪府の定例会見が4月21日に「大阪府庁」で実施され、令和3年度第2号補正予算として1653億円が専決処分されたことを発表。そのうち約1340億が飲食店に関連する営業時間短縮協力金や、CO2センサーやアクリル板の購入費支援などに使われることが分かった。

今回の補正予算のなかでも大きくとられたのは、飲食店に対する感染症対策。5月5日までは大阪市内の飲食店に対し見回り調査が実施され、各日19時半から20時半に府職員1人、府警察1名、大阪市職員1人、計3人5班で繁華街への外出自粛協力の呼びかけを実施、この予算が2億円となった。

また約116億円が計上された感染拡大防止取り組み支援は、店舗によるCO2センサーとアクリル板の購入費用を1店舗当たり10万円を上限に補助するというもの。2020年4月7日以降に購入した備品も対象(領収書や写真などで確認あり)で、詳細は後日発表される(申請時期は5月中旬)。

さらに、最も大きく約1221億円の予算となったのが営業時間短縮協力金。大阪市を除く府内の飲食店に対し、5月1日~5日まで時短協力した場合に1店舗あたり4万円、市内は4月5日から5月5日までを対象に店舗の規模によって段階的に4~20万円が支給されるというもの。

府の担当課によると、「1221億円のうち、国からコロナ臨時交付金と協力要請推進枠で95%となる1203億円が賄われます。府の負担は18億円で、交付金は(国に)返済する必要はありません」と話している。

取材・文・写真/岡田由佳子

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本