タッチパネルで最新スタイル、滋賀のベーグル店が人気に

2021.5.2 08:35

ショーケースを見ながら、商品をタッチパネルで選ぶことができる

(写真6枚)

ベーグルと食パンの店「KAMOGAWA BAKERY(カモガワベーカリー)」(滋賀県大津市)が導入した、非接触を目指すタッチパネル式のセルフレジが話題となっている。

2020年秋に開業した京都・丸太町の本店に次ぐ2号店。コロナ禍のオープンとあって、注文や金銭のやりとりによる感染を極力防ぐためにベーカリーとして珍しいスタイルに挑戦。商品は画面に表示されるほか、注文カウンターの目の前に設けられたショーケースにもディスプレイされ、商品の見た目や大きさを確認しながらオーダーできる。

2月のオープン以降、1日1000個以上売れる日もあるなど、地元住民からは好評。近隣の学生から若い女性客、買い物帰りの主婦や食パン目当てのシニア層まで幅広く来店。初めての客は珍しいセルフレジに驚くものの、スタッフが導入の背景を説明すると「それはいいことやね」と好意的に受け止められている。

リピーターのなかにはタッチペンを持参する人もいるそうで、「導入を前向きに捉えていただきありがたいですね。定期的にアルコール消毒をしているので指先からの感染リスクは極めて低いです」と担当者は話す。

ベーグルには、国産小麦や種子島産のミネラル豊富なサトウキビ糖、大豆ミートといった植物由来の食材「プラントベース」を採用し、バターや牛乳など動物性食品は使用していない。当初の意図は、ヴィーガンやベジタリアンの外国人観光客を意識した商品構成だったものの、特に膳所店では、卵や乳アレルギーを持つ家族連れから好評だ。

各テーブルにクリアパネルを設置したカフェスペースもあり、イートインもできる。場所は、JR膳所駅徒歩すぐ、営業時間は朝10時~夜7時売り切れ次第終了。

取材・文・写真/中河桃子

「KAMOGAWA BAKERY膳所店」

2021年2月11日(木)オープン
住所:滋賀県大津市馬場2−10-23
営業:10:00~19:00(イートインは〜18:30)
電話:077-572-7735

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