近鉄の名阪特急「ひのとり」、最優秀のブルーリボン賞を受賞

2021.5.26 17:00

2021年『ブルーリボン賞』に輝いた近鉄の名阪特急「ひのとり」

(写真2枚)

鉄道愛好者団体「鉄道友の会」が5月26日、優秀車両を選定する『ブルーリボン賞・ローレル賞』を発表。最優秀賞に、近鉄の名阪特急「ひのとり」(80000系)に決定した。

「くつろぎのアップグレード」をコンセプトの「ひのとり」は、日本で初めて全席にバックシェルを採用し、プレミアム車両では電動式フルアクティブサスペンションを設置した特急電車。2020年3月14日に運行がスタートし、現在は大阪難波・近鉄名古屋間では平日1日15往復、土休日1日19往復運転している。

同賞の選定について友の会は、「名阪特急列車は広くゆったりした快適性を実現し、高品質で高機能な移動空間を提供してきた。80000系は、これらをさらに追求している」と評価。さらに「車内からの眺望を楽しむことができる一方、悠久の歴史を育む沿線の伝統的景観とも調和しており、完成度が極めて高く魅力あふれる」としている。

近鉄の『ブルーリボン賞』受賞は、2014年の観光特急「しまかぜ」以来、7年ぶり9回目。また今回、優秀賞に該当する「ローレル賞」には、東日本旅客鉄道の「E261系」、東海旅客鉄道の「N700S」が選ばれている。

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