ダイソー・メスティンに待望の専用網、蒸し物に挑戦してみた

2021.5.29 07:00

ダイソーのメスティンと専用網で、蒸し物と燻製にチャレンジ

(写真9枚)

アウトドアでもおうちごはんでも大活躍の「アウトドアアイテムが100均で買える!」と話題になり、当サイトでも幾度か取り上げてきた「メスティン」(飯盒)。

炊く、煮る、炒めるなどに活躍するメスティンですが、さらに便利なのは内部に網を設置すれば蒸し物や燻製にも使えるというところ。アウトドアごはんの先人たちは、本家のメスティン(ジャストサイズの網が手に入りやすい)でさまざまな蒸し料理や燻製を楽しんでおられます。

これはぜひとも我らがダイソーメスティンでもやってみたい! でも、本家よりもサイズが小さめなダイソーメスティンに合う網ってなかなかないんですよね。同じように悩むダイソーメスティンラバーは多いらしく、「ダイソー」「メスティン 」「網」で検索すると、関連ワードには「自作」「代用」「売ってない」などの単語がずらり。

かくいう私も何度も何度も検索し、ネットショップで「やっと売ってる!」と思ったら600円くらいしたりで(メスティン本体より高いのを買うなんてありえん)、結局は自作したものをだましだまし使ってきたのです。

手前がダイソー「メスティン専用網」、奥はライター泡が自作した「とりあえずメスティン 網」(材料費110円)
手前がダイソー「メスティン専用網」、奥はライター泡が自作した「とりあえずメスティン 網」(材料費110円)

が、この春、悩める我らに朗報が! ついにダイソーから「メスティン専用網」(110円)が発売されました! やったーーー!

筆者の行動範囲内にあるダイソーは3軒。電話で問い合わせたところ、1軒目は「入荷未定」、2軒目は「売り切れ」で、3軒目にしてやっと買えました。無駄な外出を避けるためにも、事前に目当ての店舗で在庫を確認しておくことをおすすめします。

こうしてやっと手に入った専用網。「別売りのメスティン(ハンドル付)にセットして蒸し器にできる」というコピーが心強い。さてさて、この専用網がどれだけ素晴らしいか見てまいりましょう。

言わずもがなですが、右がダイソー「メスティン専用網」です
言わずもがなですが、右がダイソー「メスティン専用網」です

当然ですが、「メスティン専用網」はぴしりとしたラインとなめらかな曲線の組み合わせ。筆者が自作したものは、同じくダイソー製のミニ焼き網をダイソーメスティンの大きさに合わせてカットし、飛び出した針金をヤットコ(アクセサリー作りのためにダイソーで購入)でぐいっと曲げただけのものです。

ダイソーメスティンにセットするとこんな感じ。ガタガタでも愛おしい自作網(写真左)。おみやげにもらった崎陽軒のシウマイや野菜なんかをカタカタいいながら蒸してくれたねありがとう。これからは、このジャストフィットなダイソー「メスティン専用網」のサブとして余生を送っておくれ・・・。

それでは、綺麗におさまった網になんやかやのせて、蒸したり燻したりしてみましょう。

◎点心蒸し「コンビニの冷凍小籠包と海老餃子」

メスティンで蒸したコンビニ点心
メスティンで蒸したコンビニ点心

いつでも入手できる冷凍点心を、蒸すことでちょっとしたご馳走に。

(1)網の下ギリギリまで水を入れ、網の上に小籠包と海老餃子をのせて蓋をし、中火にかけて10〜15分ほど蒸す。※途中で水が蒸発しきったら適宜足す。

◎ほうじ茶で燻製もどき「スモークサーモン&帆立」

ダイソーのメスティンにジャストフィットな専用網を使って簡単燻製! 結果やいかに
ダイソーのメスティンにジャストフィットな専用網を使って簡単燻製! 結果やいかに

燻製用のチップよりも家にある確率の高い茶葉でも燻製ができると聞いて。

(1)刺身用のサーモンと帆立貝柱前面に薄く塩をまぶし、水気をふいておく。
 ※必ず、生食可能な刺身用のものを使ってください。
(2)アルミホイルの縁を少し立ち上げて皿のようにし、メスティンの底に敷いてほうじ茶の茶葉をちらす。
(3)網をセットしてメスティンを中強火にかけ、煙が出たら(1)をのせて蓋をする。
(4)5分ほどしたら火からおろし、10分ほど放置する。

今回は、ミニ鉄板でおままごとBBQでも使ったダイソーの「折りたたみ式ミニコンロ」(110円)でやってみました。1個の固形燃料で20分ほど加熱できるので、最初の5分は燻製、残り時間を蒸し物に。

蓋を開けるとぶわ〜っと湯気が立ち上がるので、やけどにはくれぐれもご注意ください。

小籠包から染み出すジューシーな肉汁が熱すぎてやけどしそう! もともと、フライパンを使って蒸し調理するのが推奨されている商品ですが、その場合蒸した後はお皿に移さないといけません。メスティンなら蒸してすぐ食卓にあげられるし、器ごと加熱しているのでアツアツをキープ。蒸籠を持っていなくても、気軽に蒸し調理を楽しめるのがいいですね。

すみません、作り方まで書いておいてなんですけど失敗しちゃいました。

メスティンで燻したサーモンと帆立
メスティンで燻したサーモンと帆立

ネットで見た「簡単スモークサーモン」的なレシピを自己流でミックスしてみたのですが、燻しが足りなかったのか、放置後に「ちょっと香りが薄いから追加加熱しよう」とガスコンロにかけてしまったのが悪かったのか(多分これが原因)、火が通り過ぎてしまいました。スモークサーモンのしっとり感がどっかいって、蒸し物もどきのようなほろほろ加減に。反面教師としていただきたく・・・。

でもどうしても燻製っぽいのが食べたかったので、再チャレンジしました!

ほうじ茶燻製、今度は成功!?
ほうじ茶燻製、今度は成功!?

ウインナーとプロセスチーズという王道の燻製ネタをほうじ茶燻製に(チーズは溶けるのでクッキングシートを敷くのをお忘れなく。だからって溶けすぎですな〜)。今度は茶葉の上に砂糖をぱらぱらとちらしたので、格段に色ツヤがよくなりました。香りもチップを使うよりは控えめですがちゃんとついています。チーズが溶けたのを除けばおおむね成功〜。

それにしても、燻製のあとだと蒸し物がいかに簡単か実感させられました。専用網を入手された方はまず蒸し物から始めて肩慣らしをされるのがいいかと思われます。ともに専用網使いのプロへの道を歩みましょうね!

文・写真/泡☆盛子

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