懐かしさでトキメク、奈良の昭和平成喫茶で「小学生気分」に

2021.6.13 20:15

デイジー柄のレトロポップなビニールクロス。クリームティーソーダとチーズケーキ。シロップ漬けのサクランボは国産を使用。ティーシロップも手作り。食材にもこだわっている。ケーキドリンクセット750円~/写真のセットは1050円)

(写真12枚)

店内に一歩入ると、C−C−B「Romanticが止まらない」やWinkの「淋しい熱帯魚」、レベッカの「フレンズ」などがBGMに。30~50代なら、懐かしさに包まれる昭和~平成レトロポップであふれる「喫茶デイジー」(奈良県奈良市)が、着実にファンを増やしている。

2020年11月にオープンしてから、県内外からの常連さんが通い詰める同店。一般的な昭和レトロとはひと味違い、「昭和レトロだと『ALWAYS 三丁目の夕日』のような懐かしさと勘違いされるので、平成レトロを謳っています」と店主の和泉勇児さん。

ちびまる子ちゃんや、タッチ、うる星やつら、たまごっち、『にこにこぷん』のじゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりetc.が店内のあちこちに。懐かしのブラウン管テレビでファミコンやスーパーファミコンで遊べ、お母さんが作ってくれたようなナポリタンをほおばりながら、「ドラクエ」をプレイすれば、小中学生時代にタイムスリップ気分。

店内のちょっと懐かしいグッズ達は、メルカリやリサイクルショップで探し、常連客が持ってきてくれたものも多いそう。妻の恵美子さんと勇児さんは、「もう無条件にキュンキュンします。夢の場所をつくりました。お客さまからはホッとできる場所、おばあちゃんちみたいとよく言われます」と話す。

SNSで知り、来店2度目となる奈良市在住の谷さん夫婦(50代)は、「今まであまりない感じのレトロ感がかわいいので常連になりそう。今度はファミコンを絶対にしたいです。毎週通っている常連の佳菜子さん(大阪府在住)はドラクエ2を攻略しながら「この世界観が好きな人が集まるので話が盛り上がります。デイジーさんの流行りに乗らないインスタ映えではないオムライスがおススメです」と魅力を語る。

メニューももちろんレトロテイスト。琥珀色が美しいクリームティーソーダは、ラ・フランスフレーバーで、シロップ(ティーソース)は手作りし、カラフルなクリームソーダも人気だ。家庭的な味わいの日替わりランチ(850円)もあり。近鉄奈良駅から徒歩約9分(もちいどの夢CUBE内)。営業時間は朝10時~夜7時、木曜休み。

取材・文・写真/いずみゆか

「喫茶デイジー」

住所:奈良市餅飯殿町12 もちいどの夢CUBE内
営業:10:00~19:00 木曜休
電話:0742-77-7571

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