白浜にB&Bスタイルの新しい宿、週末はカフェ営業

2021.6.20 07:45

カフェはカウンターとソファ席だけのゆったりした配置。窓側のカウンターからは太平洋も見える

(写真13枚)

和歌山・白浜で1300年以上もの歴史を誇る温泉地区・湯崎に、古いアパートをリノベーションした宿泊施設「Sampark (サンパルコ)」(和歌山県白浜町)が3月末オープン。土日はカフェ営業もしているが公式サイトもなく、知る人ぞ知る存在となっている。

神社仏閣も多く、参道の坂道の突き当りにある「来迎寺」近くで営むのは、地元出身の橋本敬太さんと加幸さん夫妻。古いアパートを1年掛かりでリノベーションし、1階が宿のロビーも兼ねたカフェ、2階が宿で、5室のうち1室は宿泊者以外でも仕事や会議で使えるリモート部屋に。現在は1日1組限定で営業している。

「BED & BREAKFAST(=B&B・朝食と宿泊)」の宿と言うだけあって、力を入れたのは朝食。「コンセプトはずばり健康です。アサイーやモリンガなどのスーパーフードを取り入れて、朝食で1日分の栄養を摂取できるほどの内容にしています」と、加幸さんは話す。

ドライフルーツやナッツを球状にしたブリスボールをはじめ、グラノーラ、ベーグルは手作り。また、イベントを主催するほどパン好きな夫妻ゆえ、朝食のパンは、「SUN(サン)」や「こむぎ処マルキ」など地元のパンを中心に2人のお気に入りを県外から取り寄せることも。

「朝食でパワーを付ける前に、来迎寺さんでの朝のおつとめ体験をおすすめしています。身も心もスッキリして、きっと清々しい1日を過ごしていただけるはず」。そして、夫妻は2人ともヨガのインストラクターとあって、リクエストをすればお寺でヨガも受けられる。料金は1泊朝食付きで1人8千円〜。(おつとめ体験は無料、ヨガは別料金)。予約は電話またはインスタグラムのDMから。

土日限定のカフェでは、ハワイの朝食で人気のアサイーを使ったメニューや、敬太さんが手作りするベーグルのサンド(500円〜)などがラインアップ。「昔はこの辺りも旅館や商店がたくさんあって、にぎやかだったそうです。細い路地を歩いていると、高台から海が見えたり、寺や源泉の矢印が描かれた看板も多いので、ぜひ散策してみてください」と、地元に根ざした観光を提案する。営業は朝10時~夕方5時。

取材・文・写真/天見真里子

「Sampark(サンパルコ)」

2021年3月31日(水)オープン
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町1976
営業:10:00~17:00 月~金曜休み(カフェ)
電話:090-7344-1125

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