宮沢氷魚、沖縄舞台の朝ドラ出演「自分に近いものを感じた」

2021.6.10 08:30

『ちむどんどん』で青柳和彦を演じる宮沢氷魚 (C)NHK

(写真1枚)

沖縄に生まれ育ったヒロインと兄妹たち家族の絆を描く、2022年前期の連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK朝ドラ)。ヒロインが沖縄で出会う登場人物のひとりを演じる俳優・宮沢氷魚(ひお)が、自身の役柄や沖縄の思い出を語った。

宮沢が演じる和彦は、父親の仕事の都合で子どもの頃にヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜)たちの暮らす村に滞在。やや繊細なところもあり、当初は沖縄になじめない気持ちで暮らすが、やがて比嘉家の友人となる、という役どころだ。

父がTHE BOOM・宮沢和史で母が米国人ハーフのタレント・光岡ディオンという宮沢は、自身の役柄について「自分にすごく近いものを感じました」とコメント。「僕は生まれがアメリカで、生後すぐに日本での生活が始まりました。幼少期からインターナショナルスクールに通っていたこともあり、近所の子どもたちや、環境に馴染めない経験もある。新しい環境に馴染む難しさを知っているからこそ、和彦の気持ちはとても理解できます」と、共感したことを明かした。

演じる和彦は、暢子に再会を約束して東京に帰っていくが、その後、海外留学を経て新聞記者となり、暢子と東京で再会する。「馴染めない経験があるからこそ、自分から何かを発信したいという気持ちもある。和彦が大人になり新聞記者になったのもそういう想いがあったからだと感じています。過去の自分、そして成長した僕自身を参考することで、より和彦という人物に深みを生み出せたら」と意気込む。

舞台となる沖縄には馴染み深いという宮沢。「父が仕事でよく沖縄に出張していたので、僕も小さい頃からよく沖縄に足を運んでいました。少しではありますが、沖縄の楽器・三線を弾くことができます。僕が沖縄で1番好きな場所は幼いころに行った竹富島。当時はまだホテルやリゾートはなく、家族5人で古民家に泊まった思い出があります。自転車を借りて、島を一周したり、ガラス細工を体験しました」と振りかえった。

本作は、沖縄北部の「やんばる」地方で生まれ育ったヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜)が、ふるさとの沖縄料理を東京で広めるため、離れて暮らす4人兄妹と支え合いながら料理人を目指して奮闘する物語。放送は2022年春頃を予定している。

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