関西のビッグボス・谷口純弘が始動、靱公園沿いに新たな空間

2021.7.3 14:15

「チグニッタ」店内。中央のテーブルで本を読んだり、雑談をしたり、コーヒーを飲んだりと自由に楽しめる

(写真6枚)

大阪・京町堀の「靱公園」(大阪市西区)沿いに、コミュニティスペース「チグニッタ」が6月にオープン。アートギャラリーやブックストア、カフェ、DJブースがあり、誰でも気軽に立ち寄れる空間となっている。

1990年代から30年間にわたりFM802に在籍し、『digmeout』『UNKNOWN ASIA』などさまざまなプロジェクトを手がけてきたアートプロデューサー・谷口純弘さんが独立。クリエイティブコーディネイター・笹貫淳子さんとタッグを組み、同スペースを起ち上げた。

靱公園の緑が窓から飛び込んでくる店内には、国内外の作品が集うアートギャラリーや、谷口さんが収集したアートブックやZINEなどが揃うブックストア、それらを見ながらコーヒーやビールが楽しめるカフェ、さらにはDJブースが常設され、いるだけで感性が広がるような空間となっている。

笹貫さんは、「インディーで頑張っている若手アーティストらをみんなで応援しようというコンセプトで起ち上げました。1人で背負い込んで限界を作るよりも、共感する仲間たちと一緒に実現させていこうというもの。この場所での出会いや会話から何かが生まれたらうれしい」と話す。

展覧会の企画をしてみたい、カフェや音楽バーのトライアルをしてみたい、DJパーティをやりたい、マルシェやブックフェアを企画したい・・・など、ここにアイデアを持ち寄っておもしろいことを実現するコミュニティースペースを目指すという。

併設のギャラリーで現在開催中の個展『ART OF GETTING OVER by MADBUNNY』

「誰でもふらっと気軽に立ち寄ってほしい」と笹貫さん。オープンから約3週間経ち、「この界隈に住んでいる方や、たまたま通りかかった方も来てくださって、いろんな雑談が生まれました。私と谷口のどちらかは必ずいるので、良い距離感でお話しができたらなと思います」と、早くも憩いの場になりつつあると明かした。

ギャラリーでは7月4日まで、『フジロック』でのアートインスタレーションなどを手がける日本人アーティスト・MADBUNNYの個展がおこなわれており、9日からは写真家・竹本秀樹の関西初個展を開催。世界各地の日常風景を8ミリフィルムを使用し撮影した作品が展示されるという。

コミュニティスペース「チグニッタ」は、大阪市西区京町堀1ー13ー21(最寄り駅は大阪メトロ四ツ橋線の肥後橋駅)。営業は昼12時から夜7時で入場は無料。月曜定休。

「chignitta space」

2021年6月18日(金)オープン
住所:大阪市西区京町堀1-13-21
営業:12:00〜19:00 ※月曜休

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