京都と奈良の県境スタバ、地元フラペはどっちの味?

2021.7.6 12:15

背景はあをにまる(卑屈な奈良県民bot中の人2号)さんが撮影した、モール内に引かれている奈良と京都の府県境

(写真4枚)

6月30日から期間限定でスタートした「スターバックスコーヒー」の『JIMOTOフラペチーノ』。47都道府県をモチーフにした47種のフレーバーがあり、その地域でしか味わえないレアさが話題となっているが、京都と奈良の府県境にある「スターバックスコーヒー イオンモール高の原店」では、どちらの味が販売されているのだろうか? 広報と地元の人を取材した。

同店がある商業施設「イオンモール高の原」は近鉄「高の原駅」(奈良市)前に位置し、「高の原」の地名も施設名に採用しているものの、公式の所在地は京都府木津川市。また、モール内に府県境を示すラインがあり、リアルに京都と奈良をまたいでいるため、ネット上でもたびたび話題になる複雑な商業施設だ。

そんな同店の『JIMOTOフラペチーノ』は、京都か奈良、どちらのフラペチーノを採用したのだろうか? スターバックスの広報担当者によると、「JIMOTOフラペチーノの販売商品は店舗の住所で決定しており、今回は京都府木津川市が公式の住所となるため、京都府の商品を販売しています」と、京都の「はんなり 抹茶きなこ フラペチーノ」であることが判明!

奈良県民にこの事実について訊いてみた

テレビ番組やSNSでもよく見かける京都と奈良の因縁の対決。京都をライバル視するツイートで話題になっている「卑屈な奈良県民bot」(@nntnarabot)さん(最近は「みえっぱりな京都人bot」@kyoutojin_bot さんと度々やりあっている)に、この事実について感想を訊いてみると・・・。

「高の原スタバはわずかに国境線の京都側に位置するため、前々から一抹の不安はありました(抹茶だけに)。しかし、いざそれが現実となると、奈良県民の私としてはやはり相当堪えました・・・」と、ショックを受けた様子。

その後、偵察のため同店を訪れ、実際に「京都 はんなり 抹茶きなこ フラペチーノ」を飲んでみたといい、「くやしいですが、正直めっちゃおいしいです。非常に深い甘みと抹茶の風味がマッチしておりました。けど奈良の『ほうじ茶ホワイトチョコレートフラペチーノ』はもっとおいしいはずです。歴史ある奈良が京都に負けるわけありませんから」とコメント。

そして、「高の原スタバで京都の抹茶フラペチーノを味わった方は、大和西大寺駅前や奈良駅付近にあるスタバで奈良ペチーノを飲み比べていただければと思います。ついでに奈良観光をするのもおすすめですよ」と、奈良県もしっかりアピールした。『JIMOTOフラペチーノ』は、全国のスターバックス店舗(一部店舗を除く)で販売中。8月3日までの期間限定商品(無くなり次第終了)。

取材・文/野村真帆

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