「OSAMU GOODS」でお馴染み、原田治展が神戸で

2021.7.7 06:15

ファンクラブで作られたという超レアな洋服なども展示

(写真10枚)

イラストレーター・原田治氏の特別展『原田治展 「かわいい」の発見』が、7月3日より「神戸ファッション美術館」(神戸市東灘区)で開催されている。

「OSAMU GOODS」でお馴染みの、イラストレーター・原田治氏(1946〜2016)。とりわけ簡潔な描線と鮮やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、日本の「かわいい」文化に多大な影響を与えた。誰もが目にしたことのある「ポテトチップス」(カルビー)や「ミスタードーナツ」のマスコットキャラクターも手がけており、その活躍は多岐に渡る。

今回は、1970年のデビューまでに制作した作品が並ぶ「History」、雑誌や広告などの仕事「Works」、イラストレーターとは違った一面が見える「Joy」、OSAMU GOODSのキャラクターたちが集う「Dusty Miller」の4つのゾーンで、原田氏の作品約450点を展示する。

なかでも圧巻なのは、終盤に待ち構える壁一面に並べられたグッズのゾーン。原田氏のファンクラブで作られたレアな洋服や、今は無き東京・代官山の「OSAMU GOODS」のアンテナショップ「SODA FAUNTAIN」の復刻版ポスターなど、コレクターから収集したアイテムが展示されており、一部はグッズ売り場で購入することも可能だ。

原田氏の作品というと、シンプルな描線のイラストが思い浮かんでしまうが、実はさまざまなスタイルの絵を制作する「オールラウンダー」のイラストレーター。こちらは、すべて1980年頃に描かれた作品。作品ごとの絵のタッチの違いに驚く

広報の西山桂子さんは、「『かわいい』という感覚を教えてくれる方だと思います。今見ても色褪せないポップさで、時代を超えて愛される作品がたくさん展示されているので、実際に見て『かわいい!』と感じてもらえれば」と期待を寄せた。期間は7月3日から8月29日まで、一般1000円。

『原田治展「かわいい」の発見』

日時:2021年7月3日(土)~8月29日(日) 月曜休、8月10日(8月9日は開館)
   ※新型コロナウイルスの影響で変更の場合あり
時間:10:00~18:00 ※入場は閉館30分前まで
会場:神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)
料金:一般1000円、大学生・65歳以上500円、高校生無料
電話:078-858-0050

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