大阪の小劇場インディペンデント2ndが復活「新しい挑戦を」

生まれ変わった舞台スペース
大阪・日本橋に2つの小劇場を構える「インディペンデントシアター」(大阪市浪速区)。2020年8月をもって一時閉館していた「2nd」の新館が完成し、7月15日から演劇公演が再開される。
2004年に「でんでんタウン」の商店街沿いにオープンした「2nd」。約130席の劇場は、成長株の地元劇団のみならず、北は北海道、南は沖縄まで、全国各地の注目劇団が大阪公演の会場に選んできた、関西でも重要な劇場の1つだ。
もともと旧劇場の建物賃貸契約が2020年までだったため、数年前から日本橋界隈で移転先を物色していた劇場プロデューサーの相内唯史さん。そのなかで、旧劇場から歩いてすぐの土地を紹介され「せっかくなら、自分が『こうだったらいいのに』と感じたことを反映しよう」と、イチから劇場を建築することにしたという。
相内さんの思いが活かされ、新劇場のホールフロアは旧劇場より広くなったが、客席はゆったり取って席数はあえて以前と同レベル。舞台の広さは同等の一方、高さは以前の倍に。また、近年のオンライン演劇の増加傾向を見すえ、最新鋭の配信用機材も、抜かりなく設置している。
ほかにも、同じ建物の1Fには夏以降にカフェがオープン予定。芝居がないときも、スタッフの打ち合わせなどで立ち寄りやすい劇場となりそうだ。
相内さんは、「照明用のキャットウォークの天井を高くするなど、スタッフにも使いやすい小劇場にできたと思います。こんな状況下ですが、『アグレッシブな劇場』のキャッチ通り、ここからいろんなことに挑戦していきたいです」と抱負を語った。
新劇場のオープニング企画は、劇場が長年主催している一人芝居のフェスティバル『INDEPENDENT』で、7月15日~19日に開催。8月からは「こけら落としシリーズ」と銘打ち、『第64回岸田國士戯曲賞』を受賞した谷賢一が率いる「DULL-COLORED-POP(ダルカラードポップ)」ら7劇団の作品を立て続けに上演する予定だ。
取材・文/吉永美和子
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
新社会人に告ぐ! 仕事の「#真相をお話しします」[PR]
NEW 2025.4.24 17:00 -
「えびそば一幻」が大阪初進出、バブル期の象徴に[PR]
2025.4.24 07:00 -
大阪・関西万博の注目ニュースまとめ【2025年最新版】
2025.4.23 12:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.4.23 11:00 -
ホテルで贅沢に…大阪アフタヌーンティー2025年完全版
2025.4.23 10:00 -
京都のホテルで楽しむ、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.4.18 10:00 -
神戸のホテルで贅沢に、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.4.10 11:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.4.10 11:00 -
大阪土産に悩んだら…これだ!駅近で買える人気5選[PR]
2025.4.9 07:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2025年最新版
2025.4.2 19:30 -
春は桜も!ガイドブックにもない、淡路島秘境ツアー[PR]
2025.4.2 07:00 -
テンプル大学、学生たちの京都生活。【PR】
2025.4.1 11:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.3.31 16:45 -
坂本龍馬の生家跡・ホテル南水、ラグジュアリーに改装[PR]
2025.3.30 07:00 -
万博迫る!大阪2カ所でオランダパビリオンお披露目[PR]
2025.3.29 18:30 -
ワインのような日本酒? 高知県に期待の新蔵が誕生[PR]
2025.3.29 07:00 -
大阪でなぜ?KITTE高知ショップ、意外な売れ筋[PR]
2025.3.28 07:00 -
2025年は開業ラッシュ!大阪・梅田の新商業施設まとめ
2025.3.27 12:00 -
梅田、新施設ラッシュ! うめきたダンジョン攻略法[PR]
2025.3.26 07:00 -
華やかスイーツ!京都のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.3.24 10:00 -
華やかスイーツ!神戸のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.3.7 14:00