『竜そば』が興行収入24億円を突破、細田作品1位の可能性

2021.7.28 23:10

映画『竜とそばかすの姫』ポスター画像 (C)2021 スタジオ地図

(写真2枚)

日本屈指のアニメーション監督と名高い、細田守の最新作『竜とそばかすの姫』。その興行収入が公開から10日間で24億円を突破、動員数は169万人にのぼった。

幼い頃に母を失ったショックで歌えなくなった女子高生・すずが、インターネット仮想世界〈U〉での体験を経て、成長していく姿を描く同作。『サマーウォーズ』を彷彿させる仮想世界や、『おおかみこどもの雨と雪』で描かれた母と子のつながりなど、過去作を思わせるポイントが数々あることから、細田監督の集大成と評する声も少なくない。

細田守のリアリズム、そのカギは舞台設定にアリ。[PR]

また、ストーリーや映像美もさることながら、注目すべきはヒロイン・すずを演じるミュージシャン・中村佳穂の歌唱力。KingGnuのギタリスト・常田大希率いる音楽集団・millennium parade(ミレニアムパレード)と中村による楽曲は、出色のできばえ。その音楽に魅了され、2度、3度と劇場に足を運ぶ人も多いよう。

これまでヒット作を生み出してきた細田監督の最新作ということもあり、興行収入は7月16日の公開から3日間で8.9億円を記録。その後もSNSやネットニュースなどで話題を呼び、10日間で24億円を突破するなど、破竹の勢いを魅せている。細田作品で歴代興行収入1位を記録した映画『バケモノの子』(2015年)の58億円を塗り替える日も遠くはなさそうだ。

映画『竜とそばかす姫』

全国の劇場で公開中
監督:細田守
声の出演:中村佳穂、成田凌、玉城ティナ、染谷将太、幾田りら ほか
配給:東宝

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本