たこやきレインボー、ラストライブ完遂で9年間の活動に終止符

2021.8.1 20:15

たこやきレインボー(左から春名真依、彩木咲良、清井咲希、根岸可蓮、堀くるみ・31日大阪南港ATC)

(写真5枚)

大阪を拠点に活動してきた5人組アイドルグループ・たこやきレインボーが7月31日、「南港ATC」(大阪市住之江区)海辺のステージにて、フリーライブ『オーバー・ザ・たこやきレインボー』を開催。9年間の活動に終止符を打った。

同ライブは5月9日に開催予定だったがコロナ禍で延期になったもので、5月9日をもってグループを卒業し、新たなプロジェクトを準備している5人にとって、この日のライブが「たこやきレインボー」としての真のラストライブとなった。

海に面した屋外ステージには、たこやきレインボーの最後の雄姿を見ようと午前中から感染症対策のための設定上限の約1000人の観客が集結。開演の昼1時になるとSEとともに5人が登場。1曲目は彼女たちの名前が歌詞にフィーチャーされた、たこやきレインボーのテーマソングともいえる『絶唱!なにわで生まれた少女たち』で幕を開けた。

この日最初のMCで、メンバー・春名真依の「もうかりまっかー!?」のコールに、声出しの出来ないファンは、お決まりの「ぼちぼちでんなー。」のレスポンスの代わりにタン・タン・タン・タンの手拍子で応える場面も。トークのあとは、立て続けに新旧のシングル曲を中心に5曲を披露した。

続く2回目のMCではメンバー1人ずつ、たこやきレインボーのメンバーとしての最後の挨拶をおこなった。春名は「これからもゆっくりでいいので私たちの新たなスタートを一緒に歩んでくださったらうれしいです」と話し、彩木は「たこやきレインボーが今日で終了だと思うとめちゃくちゃ淋しいですけど、新たなスタートだと思っています。また私たちが集まったときに、みなさんに恩返しが出来るように頑張ります!」とコメント。

また清井は、「今日みたいに暑い日になると、ここ南港でのライブを思い出します。いろんな季節ごとにみなさんとの思い出を思い出すんです。たこやきレインボーは今日で終わってしまいますけど、またみなさんと楽しい思い出を作れたらなと思っています」と言い、根岸は「メンバーとスタッフさんと、沢山の虹家族(※たこやきレインボーファンの総称)のみなさんが支えて下さった9年間でした。本当にすごく感謝しています」と伝えた。

最後に堀は、「たこやきレインボーとしてやってきた9年間、あっという間だったんですけど、それだけ内容が詰まっていて、楽しくて充実していたからだと思います。まだまだ終わりじゃないので、みなさんの心の支えになれるように、そしてみなさんからパワーをいただいて私たちも大きくなるつもりですので、これからもよろしくお願いします!」と改めて意気込みを語った。

観客をバックに写真撮影するたこやきレインボー(31日・大阪南港ATC)

ラストの曲は今回のイベントタイトルにもなっている『オーバー・ザ・たこやきレインボー』。たこやきレインボーとしての最後のパフォーマンスを終えたあと、締めの挨拶では、今回の会場である「ATC」がメンバー5人で最初にパフォーマンスをおこなった思い出の地でもあることを明かし、観客をバックに写真撮影。そして観客に撮影タイムを設けるなど名残惜しみつつも、約1時間のラストステージを晴れやかな笑顔で終えた。

たこやきレインボーとしての活動はフィナーレを迎えたが、10月13日には集大成ともいえるベストアルバム『OVER the TACOYAKI RAIBOW』をリリース予定。そしてグループを卒業した5人の次なるステージにおおいに期待したい。

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