「これって関西だけ?」味噌汁そうめんに関東人ドン引き

2021.8.12 18:15

一般的な「味噌汁そうめん」のイメージ

(写真1枚)

「そうめんを味噌汁に入れて出したら旦那にびっくりドン引きされて・・・」と話すツイートが、8万いいねを集める大きな話題に。うさささん(@usasa21)が新婚当時の夕飯時、味噌汁にそうめんを入れた料理を提供したところ、東京出身の旦那が驚愕した・・・という内容だ。

このエピソードにうさささんは、「ググったらあれ西日本に多いみたい」ともツイート。しかしリプ欄には、「え?九州ですが聞いたことない」「福岡は入れますよ!」「奈良育ちですが、普通じゃないですか?」など、賛否両論の意見が集まっている。

取材依頼をしたところ、うさささんも「そいろんな声が上がっており、どれが本当なの・・・って困惑しておりました(笑)」とコメント。これは調査の必要がある!と思い立ち、関西の素麺会社「揖保乃糸」(兵庫県たつの市)に話を聞いた。

──味噌汁にそうめん・・・これって西日本特有の文化なんでしょうか?


詳しくはわかりませんが、昔からこちらの地域の方は食べていますね。

──「揖保乃糸」さんは、ホームページにも「味噌汁そうめん」のレシピを掲載されていますね。


はい、しています。こちらは西日本だから・・・という意味合いよりも、通年を通してそうめんをおいしく召し上がっていただきたい、という思いから掲載しました。

──たしかに夏のイメージが強いそうめんですが、「味噌汁そうめん」なら冬にもぴったりですね。


関東には「にゅうめん」自体に馴染みがない方が多いので、全国区のテレビCMで「鍋の〆にそうめんを入れよう」といったものを流したりもしています。

──「にゅうめん」自体が関西色の強いものなのかもしれませんね。ありがとうございました!

また、会話のなかで「節麺」という存在も登場。手延べ麺を作る際にできる副産物のことで、そうめんより太く短く、味噌汁の具として昔から西日本で親しまれているという。奈良では「ふし」、兵庫では「バチ」と呼ばれ、なんと100円均一ショップ「ダイソー」で販売されていたことも。

「三輪そうめん」が有名な奈良・桜井市では「ふし」を焼いて味噌を塗ったおやつ「ケンペ焼」まで存在するらしく、こうした歴史の深さから推測すると、やはり「味噌汁そうめん」は西日本を中心に親しまれている傾向が強いのかもしれない。

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