初の生配信ライブで、40周年の涼風真世「人生の大切な友達」と共演

2021.9.12 08:35

61歳の誕生日におこなわれた涼風真世のオンラインライブ。「心臓のドキドキが止まらない!」と最初は緊張した様子だったが次第にリラックス

(写真3枚)

元宝塚歌劇団月組トップスターで女優の涼風真世が、40周年記念アルバム『Fairy ~A・I~ 愛』を9月8日に発売。これを記念し、初の生配信イベント『涼風真世 バースデーLIVE』を誕生日である11日に開催した。

MCとして、宝塚で相手役を務めた元月組トップ娘役・麻乃佳世(あさの かよ)がサプライズで登場。ファンからの質問にも答えながらさまざまな話で盛り上がり、2人でのデュエット「愛(エメ)」など5曲の歌を披露した。

麻乃は下級生だった涼風の舞台を観て憧れを抱き、「かなめさん(涼風)は妖精のような素敵な見た目と違って、表現がこれでいいのか・・・野太いお声で(笑)、そこにしびれてしまって!」とイベントで魅力を語った。涼風は「ありがとうございます」と喜び、話題として出てきた大劇場公演『沈丁花の細道』の一節を歌うなど、生配信ならではの思いがけない展開も。

初のオンラインイベントを終え取材会で、「楽しかったです!」と笑顔で語った涼風。「一人だととても不安だったのですが、よしこちゃん(麻乃)が側にいてくれることでリラックスできました。よしこちゃんは年下なのにしっかりしていて、人生の大切な友達であり、安心できる家族のような存在。これからも仕事でもオフでも長く友達でいられたらなと思います」と話した。

今アルバムには小池修一郎作詞、SUGIZO作曲の壮大な新曲「地球の涙」、ミュージカルの名曲を男女両パートとも歌い上げる「愛(エメ)」「愛したことだけが」、オリジナル曲「眠りの果て」「A-YU-MI(歩み)」など多彩な14曲を収録し、40年のキャリアを物語るような驚きの歌唱を披露している。

「自分の声のすべての音域を使って表現できた、集大成のアルバムになっている気がします。基本、喉がすごく強いんです。男役のときは『低い声はこういうふうに出さなければ』とか意識していたのですが、今は力を入れずに低い声から高い声まで自在に出るようになりました。これはボイストレーニング(の成果)もあると思いますが、やはり一番は両親に、これだけ強い声を出せるように生んでくれた母親に感謝しています」と、しみじみと語った。

取材・文/小野寺亜紀

涼風真世『Fairy ~A・I~ 愛』(フェアリーアイ)

2021年9月8日(水)発売
生産限定盤(CD+DVD+BOOK)9900円 VIZL-1933
通常盤(CD)3300円 VICL-65552

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