大阪府の新規陽性者は281人、吉村知事「段階的に緩和する」

2021.9.28 18:50

大阪府庁(大阪市北区)

(写真1枚)

大阪府は9月28日、新型コロナウイルスの新規陽性者が281人だったと発表(累計陽性者数は19万8891人)。新たに確認された死亡者は8人で、累計死者数は2956人となった。

この日の検査数は6763件で、陽性率は4.2%。年代別に見ると20代が61人でもっとも多く、次いで40代が47人、30代が45人、10代が37人、50代が27人で、未就学児は19人、就学児は14人だった。また、この日新たに確認された重症者は10人で、そのなかには基礎疾患のない20代・男性が2人含まれていた。

入院・療養状況(9月28日現在)

全重症病床使用率    24.6%(149床/605床)

軽症中等症病床使用率  28.5%(798床/2803床)

宿泊療養施設使用率   9.5%(795床/8408床)

軽症中等症に向けた「抗体カクテル療法」の効果が現れ始めた為か、軽症中等症病床使用率は前週の火曜日(60.8%)から32.3%改善。そのほかも全重症病床使用率は先週より7%、宿泊療養施設使用率も9.5%改善している。

吉村洋文知事は28日におこなわれた対策本部会議で、現在適用中の緊急事態宣言について解除するとの見通しを発表。「一気に解除、緩和するわけではなく、段階的に緩和していく。そして1人ひとりの感染対策の徹底をお願いし、社会経済をできるだけ動かしていく。コロナはゼロにはなりませんが、どうやったらコロナと共存できるのかを少しずつ緩和しながら模索していくことが重要だと思ってます」と説明した。

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