日本初の駅ナカコンビニ「アズナス」、閉店に悲しみの声

2021.10.16 14:05

コンビニ「アズナス」

(写真1枚)

全店舗をコンビニ「ローソン」へ転換するため、順次閉店している関西の駅ナカコンビニ「アズナス」(運営:アズナス)。これに多くの悲しみの声があがっており、愛情たっぷりの動画を制作するファンも現れる事態となっている。

関西民愛用のコンビニ「アズナス」

「アズナス」は、「阪急電鉄」「阪神電気鉄道」などの駅ナカなどに店舗を置くコンビニチェーン。1995年、「十三駅」(阪急電鉄・大阪市淀川区)に1号店をオープン以来、多くの限定沿線の住民に愛されて約100店舗ほどを抱える規模へと成長した。

その同社が、大手コンビニ「ローソン」のフランチャイズオーナーとして加盟店を運営することについて合意し、全店舗を順次「ローソン」へと転換することを表明。それに伴って7月頃から順次閉店していき、SNSでは地元民を中心に「ありがとう、アズナス」「ずっとアズナスでいてほしかった、さみしい」など閉店を惜しむ声が多くあがっており、「#さよならアズナス」「#ありがとうアズナス」というハッシュタグまで誕生している。

大手コンビニチェーン店とはちょっと違う?

そんななか、お笑い芸人・たかしろさん(とんぺてぃーず)は、思いが募るあまりに「アズナス」の魅力について語る動画をYouTubeに公開。「関西圏以外の方は、なんのこっちゃわからんコンビニの話・・・」としながらも、「『アズナス』好きなのでショック」「今までみたコンビニ系列で一番接客がいい」など同店を絶賛し、これには「敬礼でお送りしたい!」とおなじく応援するコメントも見られた。

なぜこんなにも人を魅了するのか・・・たかしろさんにずばり「アズナス」の魅力を聞いてみたところ、「大手コンビニチェーン店とはちょっと違う品ぞろえのチョイスが魅力」とし、「買うときは消去法で妥協して選ぶわけではなく、むしろどれもおいしそうなので選ぶのを迷うほどです。特に『ランチパック』の種類が豊富すぎていつも迷ってました(笑)」とコメント。

また、「『アズナス』でしか見たことがない夏季限定の『すいかグミ』が印象的です。それ目当てでお店に入ることもあったので、来年の夏はどこで探せばいいのか・・・」と特徴的な品ぞろえゆえの思わぬ嗜好品との出合いを告白。

最後には、「ほかにも、挨拶や接客、雰囲気も好きで・・・。無くなるのが本当に惜しいです。長い間大変お世話になりました」と、悲しみつつもお礼の言葉で締めくくった。

公式「ウルッときてます」

この動画には、公式ツイッターも引用リツイートで応答。「アズナスへの想いありがとうございます。いろいろな方よりアズナスを惜しむ声はたくさん頂いていますが、このような動画では初めて見ましたので、中の人ウルッときてます」と思わず感涙のコメントを送っていた。「アズナス」は年内に順次「ローソン」ブランドへの転換を予定しており、運営は変わらずアズナスがおこなう。

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