時代に媚びずに21年、「おもろい」を追求し続ける笑い飯

2021.11.20 19:45

お笑いコンビ・笑い飯(左から西田幸治、哲夫)

(写真5枚)

今回のツアーが、自分を代名する良い区切りに(哲夫)

──お話を聞けば聞くほど、改めて笑い飯は笑いに対してストイックですよね。それが今回の全国ツアー『漫才天国』というタイトルにもあらわれている気がします。ここまで10都市をまわってこられて、いかがですか。

西田:無事開催できていることが何よりで。いろんなところで漫才をやるのも久しぶりなんで、純粋に楽しいです。過去の『M-1』ネタもやったりして、ご挨拶ですよね。

哲夫:どの場所もたくさんのお客さんがいて、ゲストもいろんな方が来てくださって感謝ですね。昔は40後半にもなると師匠クラスにもなるって言われてましたけど、自分では、雰囲気的にはまだまだ若手という気持ちもあって。でもこんな風にツアーでいろんなところに回らせてもらってるので、自分で自分のことを中堅と代名しても良いという区切り感はありますね。

結成20周年を記念した全国ツアーの千秋楽・大阪公演には、ゲストとして博多華丸・大吉、中川家が参加

──ちなみにツアーではさまざまなネタを披露されていますが、おふたりにとって「これは笑い飯として会心のネタだ」というものはあるのでしょうか。

西田:はっきりこれというものはありません。自分のなかには「良さげ」「普通」「あんまり」という分け方はあるんですけど。「良さげ」というのは1軍みたいな感じで。ただ、どのネタもちゃんと楽しんでもらえると思います。

哲夫:全部100点ですね。だって包丁屋が「これは100点の包丁、これは10点の包丁」とか言っていたらおかしいですから。そのなかでも僕的には「ハッピーバースデー」のネタかな。「ハッピーバースデー」の歌って、みんな声が全然揃わへん。ずっと「あるある」で考えていたことで、誰もがきっと薄っすら思っていたはず。そういうことをいざネタにしてウケたときが1番気持ち良い。残りのツアーでもいろんなネタで笑ってもらいたいですね。

『笑い飯の漫才天国 ~結成20+1周年記念ツアー』 千秋楽の12月12日「なんばグランド花月」(大阪市中央区)での大阪公演は完売(配信なし)、同月4日「静岡市民文化会館」(静岡市葵区)で開催される静岡公演はチケット販売中。ツアー限定Tシャツ、記念LINEスタンプは公式サイトから購入可能。

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