デビュー曲もオリコン1位に、INI「やっと恩返しができる」

2021.11.12 19:30

INI(左から木村柾哉、尾崎匠海、後藤威尊、佐野雄大)。大阪での撮影にうれしそうだった「なにプリ」メンバーと、「3人がいて頼もしい」と話していた木村さん

(写真6枚)

■「心の距離は時間が経つほど近くなってると思う」(佐野)

──メンバー同士の関係性は変化しましたか?

佐野「話し会う機会が多くなりました。練習の日は始まる前にミーティングをするようにして、モヤモヤすることあったらメンバーに言うようにしてて。目標を決めて『今日はこれ頑張っていこうか』とか、気持ちを共有する機会を増やしてたんで、心の距離は時間が経つほど近くなってると思います」

──先日YouTubeチャンネルで公開されたバースデー動画で、尾崎さんが木村さんへの感謝の手紙を読む場面で思わず感極まっていましたよね。感謝を素直に伝える尾崎さんも、少し照れながらも真剣に聞く木村さんも、それを見守るメンバー含め、雰囲気が温かくてすごく印象的なシーンでした。

尾崎「あ〜恥ずかしい! でも僕はオーディションの前は殻にこもって自分の意見や感情を出さない人間だったんです。でもグループになって自分が思っていることをすぐ言えるようになりましたし、違ったら違うって言ってくれてちゃんと向き合ってくれる。こうやって話せてることも僕はうれしくて・・・毎日充実してますね」

木村「(尾崎)匠海とはオーディション中も同じチームになることが多くて。最初の段階でチームが一緒になると仲良くなるじゃないですか。(テーマ曲の)『Let Me Fly』で一緒で、それから築いてきた関係性があったので。僕はああ言ってくれてうれしかったです」

大阪府出身の22歳・尾崎匠海(おざき・たくみ)。歌が得意、愛される「キラキラアイドル」担当。大阪の景色を見ながら、「なにプリで焼肉行ったよな!」など思い出話に花を咲かせていました

──木村さんはセンターでリーダーというポジションですが、それができると確信できたのはメンバーを信頼しているからでしょうか?

木村「オーディション中もセンターでリーダーになることがあったんですけど、自分にとってそんなに負荷になってるとかじゃないんですよね。抱え込んだところで自分にとって支えきれなくなるほどではないんで、全然マイナスな面になったことはないんです」

佐野「柾哉くんは消化するんうまいよな」

木村「そうかも?」

尾崎「でもリーダーでセンターって普通、プレッシャーやから・・・」

木村「グループになってメンバーと話す機会が増えて、前よりも共有できていますし、匠海をはじめほかのメンバーも常に考えてくれてるし・・・今後も話し合ってやっていければいいな」

──そういうところがINIの良さですよね。良さといえば、デビューシングル『A』にはジャンルの違う多種多様な楽曲が6曲(初回限定盤A・B、通常盤合わせて。すべて配信あり)収録されていますが、本当にINIの良いところが全部詰まってますよね。一糸乱れぬパフォーマンスで魅せる『Rocketeer』、ボーカル陣の歌唱力の高さが沁みる『Brighter』、ラップが かっこいい『Cardio』・・・名刺代わりにぴったりだと思います。

全員「ありがとうございます!」

──みなさんのそれぞれお気に入りの曲やこだわった曲はありますか?

後藤「僕のお気に入りは『KILLING PART』ですね。何ていうんやろ、歩いてるときに聴きたくなる曲で、ズンチャッチャッチャラッチャーみたいなとこが」

尾崎「ズンチャッチャッチャラッチャーなんかあったかな?(笑)」

佐野「違うの聴いてるんちゃうん(笑)。でも僕も『KILLING PART』です。理由は世界観がめっちゃ好きで、自分のパートも自分に合ってて個性を詰め込めたかなと思っています。本当に朝起きてすぐ聴いたらその日1日ルンルンで良い気持ちで過ごせるので、自分でもめっちゃ聴いとって。すごく幸せな気持ちになれる」

大阪府出身の21歳。佐野雄大(さの・ゆうだい)。未経験から努力の末デビューを掴んだ「INIの癒やし」担当

──人の日常に馴染む曲ってすごくいいですよね。

佐野「ほんまにそう思います。自分たちの曲がそうなるとうれしいです」

尾崎「僕は『Cardio』なんですけど、この曲ができあがってみんなで聴いたときに満場一致でめちゃくちゃ良いな!ってなったんですよ。レコーディングもイメージ通りに歌えたし、納得して今の全力を出せたと思います。振付も結構激しめなので、楽しみにしていただけたら」

──パフォーマンス動画、楽しみです! 木村さんはどうですか?

木村「僕は個人的に好きなのが『RUNWAY』で。プデュの最終回に披露した曲で、僕はそのときはもう1曲の『ONE』だったんですけど、INIバージョンとして収録するとなったときに、僕は歌い出しのパートをやらせていただきまして。ファイナルで歌ってたメンバーがこの曲に対して積み上げてきたものがあったはずだから、INIバージョンとして背負うのも責任がありました。でも好きな分、最高なものにしたいなと思ったのでいっぱい練習しましたね」

──『RUNWAY』と『ONE』はさまざまな背景が思い出されますよね。

木村「本当に。4曲はもちろん、この2曲もいろんな思いがあるので、たくさん聴いていただければと思います」

尾崎「僕の『RUNWAY』のラップのパートは威尊に託しましたし!」

後藤「そうです、僕が最高の『パノラマ』(担当している歌詞)を・・・。パノラマってなに?」

尾崎「え? パノラマはパノラマやん!(笑)。ぜひ両腕に抱いていただければ」

■「INIは目でも耳でも楽しめるのが強み」(木村)

──この6曲が楽しめる『A』、サブスクリプションで配信もありますし、MINIのみなさんだけでなくたくさんの人に聴いてほしいですね。いろんなボーイズグループがいるなかで、INIの強みはどこだと思いますか?

木村「すべて全然違う曲だからエンタテインメントとして聴いている人を楽しませることができると思うし、MVもすごく個性的。今後どういうコンセプトでいくかは話し合い中なんですけど、目でも耳でも楽しめるのが強みなのかなと」

尾崎「INIは声も特徴がありますよね。ハイトーンだったりやさしい声だったり・・・それをどんどん突き詰めていけば、INIにしかできない作品ができると思う」

佐野「メンバー全員、知れば知るほどおもしろい一面がある。パフォーマンスだけではわからない顔をギャップとして持っているので、YouTubeチャンネルやGYAOの番組などでそういうところを知ってもらえると、もっと良さがわかってもらえるんじゃないかなと思います!」

後藤「あと、初めてパフォーマンスを披露した韓国のオンラインライブ『KCON:TACT HI5』のときに肌で感じたんですけど、メンバー全員がステージの上になると覚醒する。お客さんがいるステージだと一層ギアが入るというか。なので早くMINIのみなさんの前でパフォーマンスしたいですね」

──オリコン1位もそうですけど、デビュー前から『CDTV』(TBS)や『シブヤノオト』(NHK)など音楽番組に出演するたびにツイッターでトレンド入りしたりと、MINIのみなさんの団結力がすごいですよね。その反響は届いているのですか?

全員「ばっちり届いてます!」

木村「INIには『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2で出会った11人の僕たち(私:I)があなた(I)と繋がり合う(Network)』という意味が込められてるんですけど、MINIのみなさん同士もネットワークで繋がってるんですよね、すごい!」

──11月13日、14日は「ぴあアリーナMM」(横浜市西区)で初のファンミーティングが開催されます。ライブ配信もあるので会場に行けない人も楽しめますね。

木村「はい。早くみなさんにお会いしたいです」

佐野「みんなで話し合って、MINIのみなさんがどうしたら喜んでくれるかなとかいろいろ考えてるので、楽しみにしていてください!」

INIの1stファンミーティングのストリーミング配信は11月13日の昼1時半から、14日の夜6時から。特設サイトにてチケット販売中。

INI

INI DEBUT SINGLE『A』
2021年11月3日(祝・水)発売
【初回限定盤A(CD+DVD)】
価格:1900円
1.Rocketeer
2.Cardio
3.RUNWAY(INI Ver.)
4.Brighter

【初回限定盤B(CD+DVD)】
価格:1900円
1.Brighter
2.KILLING PART
3.ONE(INI Ver.)
4.Rocketeer

【通常盤(CD)】
価格:1400円
1.Rocketeer
2.Brighter
3.Cardio
4.KILLING PART

『INI 1st FAN MEETINGストリーミング』
日時:2021年11月13日(土)・13:30〜/14日(日)・18:00〜
会場:ぴあアリーナMM
配信:3600円

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