桜井玲香、乃木坂卒業後の主演映画は「すごくリアルに感じた」
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映画『シノノメ色の週末』で主演をつとめる桜井玲香
2019年9月に乃木坂46を卒業し、その後は俳優として活躍中の桜井玲香。初主演映画『シノノメ色の週末』では、仕事に行き詰まるモデル・美玲を演じている。週末だけ、元クラスメイトたちと取り壊しが決まった母校へ集まり、悩みなどを打ち明けあっていく美玲の姿が「自分にも重なった」という桜井。乃木坂46時代の話もまじえながら、作品について話を訊いた。
取材・文/田辺ユウキ 写真/Ayami
「この映画がすごくリアルに感じた」
──桜井さんが演じた美玲は、活躍の場が減りながらも芸能界を諦めきれないモデルです。業界にはそういう人がたくさんいますよね。
芸能界での活躍を目指す美玲の姿は、確かに自分にも重なりました。しかも彼女は、つい次世代の若い女性たちと自分を比べてしまう。それって私も、グループに在籍していたときに感じていたことなんです。「若い子と自分を比較しないでおこう」と考えてはいたけど、やっぱり気になっていました。だから美玲の気持ちがすごく理解できました。
──例えば美玲が振袖モデルの仕事をやっているシーン。スタッフの人に「振袖は若い人が着るもんだからね」と言われてしまう。そういうこともあって、美玲は年齢を重ねることにネガティブさを持っていきます。
私はいま27歳ですが、現役のアイドル時代に「アイドルには若さが重要だ」と感じていました。若いメンバーが次々と入ってきて、教えてもらう立場から教える立場になり、現場のスタッフさんも年下が増える・・・。そうすると、「早く大人になれ」って卒業を急かされている気になったこともあり、そこで苦んだりもしました。
──『シノノメ色の週末』は、そういった時間や時代の移り変わりのなかで、残るもの、なくなってしまうものを描いています。廃校、雑誌の廃刊、ファッションブランドがなくなる・・・など。それらは人にも置き換えられますし、美玲もモデルとして忘れ去られた存在になりつつあります。
芸能界は本当に移り変わりが早い気がします。だからこの映画がすごくリアルに感じました。美玲は理想を追っているけど、どこかで自分の限界にも気づいている。ただ、プライドもあるし、できるだけ夢を追い続けたい。区切りの付け方が見つからず、そんな状況でどのように仕事と向き合うのか。美玲の葛藤がすごく伝わってきました。
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──現状や先々のことを考えると、誰だって焦りますよね。
私はなるべく考えないようにしています。何歳までにどういう仕事をしていたいとか、現状の自分はどうなのかとか。俳優業に挑戦したのが同年代の方々よりも圧倒的に遅くて経験も少ない。なのでそういうことを考えすぎると、ついつい悩んでしまいます。
──乃木坂46に約8年も在籍していらっしゃいましたし、長年のアイドル活動を経て、いざ外の世界に出てみたら「あ、こんなに時間って経っていたんだ」と戸惑いませんでしたか。
まさにそうです。乃木坂46時代はネバーランドみたいでした。良い経験ができましたが、時間が止まっていた感覚もありました。年間を通して大きな行事が早々に決まっていて、それを目指してやっていましたから。その繰り返しのなかでいかに自分のスキルを上げていくかの勝負だった。だから卒業してひとりになったとき、「果たして外の世界で通用できるかどうか」と不安になりました。
──桜井さんは、いつ頃から「卒業」というものを意識し始め、そして次のキャリアを考えるようになりましたか。
私はずっと卒業のことを考えながら活動していた気がします。「いつかアイドルを辞めるときがくる」って。乃木坂46に入った時点から卒業は頭にありました。というのも、私が乃木坂46で活動を始めた翌年、前田敦子さん(元AKB48)が卒業を発表したんです。その姿を見たとき、「前田さんのようなトップの方でもアイドルを卒業するんだ」と衝撃を受けました。それから「アイドルはいつか卒業するものなんだ」と常に考えるようになって。
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