神戸の不便な区役所が移転「今までと違うイメージにしたい」

2021.11.14 07:45

西神中央駅前に移転する、新しい西区役所のイメージ図(神戸市提供)

(写真6枚)

郊外の主要駅前の再整備を進める神戸市が、新しくなる「西神(せいしん)中央駅」前に区役所を移転。11月12日の定例会見でその内容を明らかにした。

現在の「西区役所」(玉津町)は駅に隣接しておらず、利用には自家用車か、JR明石駅または西神中央駅からバスに乗るしかない。「不便だ」との声が多く上がっていたといい、今回の移転では駅からすぐの立地となった。

新しい区役所では、「福祉総合窓口」を導入。はじめにコンシェルジュが用件を聞き取り、複数の用件がある場合、来庁者は窓口を移動せず、職員が入れ替わる形をとるワンストップ窓口となる。

以前、久元市長がこの方式を導入する東京都渋谷区を視察。「非常にいい」と職員にメールを送ったことで市幹部や担当職員も同区役所から学び、今回の導入に至ったという。

ほかにも、乳幼児を連れた来庁者のための子育て広場も設置予定で、久元市長は「今までの区役所とはかなり違うイメージにしたい」と話した。

なお、新しい区役所がオープンすれば現在の西区役所は「玉津支所」となり、移転で近隣の住民が不便にならないよう、オンラインでサービスを受けられる「リモート窓口」も設置予定。西神中央駅前の新しい「西区役所」は、2022年2月14日より業務を開始する。

取材・文・写真/合楽仁美

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