優里「ドライフラワー」年間首位を獲得、カラオケで強さ発揮

2021.12.10 21:15

優里

(写真1枚)

「米国ビルボード」および「ビルボードジャパン」(阪神コンテンツリンク)が10日、2021年の総合ソング・チャート『Billboard JAPAN HOT100』の受賞曲を発表。優里の『ドライフラワー』が1位を獲得した。

この「総合ソング・チャート」は、CDセールス、ダウンロード回数、ラジオ放送回数、ルックアップ数(PC等でのCD読み取り回数)、ツイート数、ストリーミング数、YouTubeおよびGYAO!の動画再生数、カラオケ歌唱回数の8種類のデータを集計・合算したもの。

1位となった優里の『ドライフラワー』は、2019年12月配信の『かくれんぼ』で歌われた「彼女」のその後を女性目線で描いたアフターストーリーで、2020年11月25日公開チャートから現在までトップ10圏内を維持するロングヒットを記録。2020年の同チャートで1位となったYOASOBI同様、CDシングルのリリースが無いなか、総合首位を獲得した。

各指標では、ストリーミング、ダウンロード、カラオケで1位となり計3冠を達成。注目すべきはカラオケ指標で、2月10日公開分から当週まで44週にわたって同曲は1位を守り続けており、同社はこの結果に「昨年から萌芽したTikTok・YouTube→ストリーミング・ダウンロード→カラオケという、新たなヒットパターンを確立させたという意味でも、大きな役割を果たした楽曲」と分析している。

優里はこの結果に、「こうして1年間を通しての1位というのは、まったく想像もしていなくて、すごく驚いています。僕にとっても本当に大切な曲なので、たくさんの方に届いたんだなとすごくうれしく思います」と喜びを語っている。

2位はBTSの『Dynamite』、そして3位は昨年1位だったYOASOBI『夜に駆ける』が依然チャートイン。トップ3に共通するのはCDシングル・リリースされていない点で、ストリーミング、ダウンロード、動画再生といったデジタル領域でロングヒットを記録した楽曲が並んだ。

同社は「2021年は昨年に引き続き、優里やAdoといったニューカマーによるヒットの連発が目立ちました。また、1年にわたって日米ビルボード・チャートで好成績を収めたBTSのヒットを支えるファンダム(熱心なファン、またその世界)の有り様にも注目が集まっています」とコメントしている。

「総合ソング・チャート年間」
1位『ドライフラワー』優里
2位『Dynamite』BTS
3位『夜に駆ける』YOASOBI
4位『炎』LiSA
5位『怪物』YOASOBI
6位『Butter』BTS
7位『うっせぇわ』Ado
8位『群青』YOASOBI
9位『虹』菅田将暉
10位『廻廻奇譚』Eve

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