「バカになろう」近藤芳正の演技指導に、参加者ら食らいつく

2021.12.19 17:15

俳優の近藤芳正(12日・西宮市内)

(写真5枚)

俳優・近藤芳正が12月12日「兵庫県立芸術文化センター」(兵庫県西宮市)で俳優を志す人に向けたワークショップを開催。このワークショップは2022年2月に上演される近藤の1人芝居『ナイフ』の関連企画としておこなわれた。

近年では「大豆田とわ子と三人の元夫」(カンテレ)で主人公とわ子の仕事仲間を演じたり、連続ドラマ小説「カムカムエブリバディ」(NHK)への出演が控えるなど、数々のドラマなどでも活躍し、独特の存在感を放つその高い演技力から「オールラウンダー」とも名高い。

そんな彼は次世代の俳優界を担う人たちに向け、自身の経験や演技の礎となることを伝えるべく定期的にワークショップを開催しており、今回は16歳〜75歳の年齢も性別も異なる13名が集まった。

参加者が挙げる疑問や悩みを、近藤がこれまでに培ってきた演劇スキルや独自の練習方法で紐解き、フィードバックを与えたり、一貫して持ち続ける演劇に対する心得などを伝授したりと、俳優を志す人たちにとっては願ってもない貴重な時間。

実践練習で見本を見せる近藤芳正(12日・西宮市内)

そのなかで、アイスブレイクとして「今からバカになろう」と近藤が持ち出した練習方法には、参加者からどよめきが起こった。舌を突き出しながら声を出し、体を左右にシェイクしながらスタジオの端から端まで移動するというもので、見本を見せる近藤に参加者は戸惑いつつも、積極的に後に続いた。

ワークショップを終え、俳優をしているという30代・女性の参加者に話を聞くと、「何を信念に近藤さんがお芝居をしているのか知らなかったので、こういうふうに(近藤さん)が作られているんだなと知ることができました。3時間はあっという間でした」と満足した様子。

舞台『ナイフ』は2022年2月11日、「兵庫県立芸術文化センター」(兵庫県西宮市)にて上演される。チケットは一般4000円、高校生以下2000円で販売中。

舞台『ナイフ』

住所:兵庫県西宮市高松町2-22(兵庫芸術文化センター)
日程:2022年2月11日
料金:一般4000円、高校生以下2000円

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