大阪・年内承認のコロナ飲み薬、対応420薬局をリスト化

2021.12.23 17:15

府庁で実施された大阪府の新型コロナ対策本部会議。奥が吉村洋文知事、その右手前が藤井部長(12月23日・大阪府庁)

(写真3枚)

大阪府で新型コロナの対策会議が12月22日に実施。年内にコロナの経口治療薬(飲み薬)が承認された場合に備え、処方箋に対応する薬局を約420薬局リスト化していることを明らかにした。

府の対策会議では、第6波に向け医療提供体制のさらなる確保や、新システム導入による陽性判明から搬送入院までの円滑化といった議論が交わされた。

なかでも経口治療薬について、健康医療部の藤井睦子部長が「年内に経口治療薬が承認される予定。府では24時間対応や患者の家まで届けられることなどを条件に設定し、現在420薬局のリスト化ができている」と説明。実用に向けた準備を整えていることを明らかにした。

同日に岸田文雄首相から発表された内容によると、米大手製薬会社「メルク」が開発したコロナ経口治療薬「モルヌピラビル」を国は週末から全国に20万回分配送し、来週にも使用できるようにするとのこと。

府で実用化される時期について藤井部長は、「承認と、どのような方を対象に投与できるかという国の通知待ち。承認されれば、どこで処方箋を買っていただけるか情報を整理し、府民のみなさんにもわかりやすくお見せできるようにしたい」と報告した。

取材・文・写真/岡田由佳子

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