掛布雅之氏「今の選手は、仕留める流れを打席で作ってない」

2021.12.29 19:00

MBSラジオにて、落合博満氏と野球談議をおこなった掛布雅之氏(写真は2020年のもの)

(写真1枚)

12月29日放送の特番『JA淡路日の出スポーツスペシャル ~MBSベースボールパーク番外編~ 落合博満×掛布雅之 THE・野球談議』(MBSラジオ)に、掛布氏と落合氏が登場。球界レジェンド2人による野球談義が繰り広げられた。

前人未踏の3度の三冠王を獲った落合氏と、ミスタータイガースとして阪神を牽引した掛布氏。当然、トークはバッティング理論におよび、掛布氏が「今の選手はすべてのボールを同じカタチで振りませんか?」と尋ねた掛布氏。

落合氏も「というより、何を考えて振っているかわかんない。すべてのボールに対応しようとしてる。それも初球からね、フォークのワンバウンドを振ってみたり、外のスライダーのボール球を振ってみたり、じゃあ、この打席なにを待って、なにを打ちにいこうという、その意図が見えてないだ」と同意。

掛布氏は、「みんなフルスイングですもんね。だから僕は2軍監督時代、選手に見逃し三振してもいいって言ってたんですよ。嫌う指導者もいるけど、僕はボールの見極めを大切にして欲しいんで。低めのボール球を振るんだったら、見逃し三振でも構わない。その勇気をつけてくれって言ってたんですよ」と、バッターの心得について持論を展開した。

☆この模様はラジオ配信アプリ『radiko』にて聴取可能。

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