映えスポットランクで兵庫が1位に、今年は「再現性」に注目

2022.1.3 17:15

1位 プラトン装飾美術館(兵庫県神戸市)photo by @mihorin_34

(写真4枚)

映えスポットに特化した観光サイト『スナップレイス』(本社:東京都品川区)がSNSに投稿された分析データをもとに、2021年のインスタ映えスポットランキングを発表。1位、6位、8位、10位に関西エリアのスポットがランクインした。

SNS映えするスポットだけを集め、地図上にマッピングしている同サイト。2020年に引き続き、新型コロナウイルス流行による「外出自粛」の影響があったものの、今年はお出かけスポットに関する投稿は増加したという。

ただ、外出をすることに対する世間の目の厳しさや、十分にソーシャルディスタンスが取りやすい「密になりにくい」スポットに関する投稿が多く、また気軽に海外旅行へ行けない情勢を踏まえ、国内にいながらも海外旅行気分を味わえるスポットも例年以上に人気だった。

全国約10000スポットのなかから1位に選ばれた兵庫県神戸市の「プラトン装飾美術館」は、18〜19世紀のヨーロピアンアンティークや家具、調度品をはじめ彫刻や絵画などが展示された個人の家。人気の撮影方法「鏡越しショット」映えするゴージャスな雰囲気が漂う鏡をはじめ、マスク姿でも映える「後ろ姿ショット」にも合う地下へ向かう小道など、昨今のインスタトレンドに最適なスポットが散りばめられているのが人気の理由と考えられる。

10位 陶板名画の庭(京都府京都市)photo by @meg_ummy

ほか関西では、いまや京都で定番の映えスポットとなった、色鮮やかな「くくり猿」が有名な京都府京都市の「八坂庚申堂」が6位。そして断崖絶壁に座ったように見える写真が撮れると人気の和歌山県有田郡にある「生石高原」が8位、屋外で「最後の審判」をはじめとする陶板画が展示されている「世界で初めての絵画庭園」である、京都府京都市の「陶板名画の庭」が10位にランクインした。

同社はこれらの結果を踏まえ、「2022年は『再現性』のあるスポットがインスタ映えスポットとしてより注目を集めると予想されます。『再現性』とは、インスタグラム上で見つけた素敵な写真を『真似して撮影したい』と思ったときに、どんな人でも『真似がしやすい』かが鍵です」と分析。

例えば、モデルのようなポージングありきで成り立つスポットではなく、ポージングに不慣れだったり、容姿に自信が無かったりする人でも比較的に「サマになる」写真が撮りやすいスポットとのこと。「引きのアングルで撮影をしたときにも絵になる」「後ろ姿で撮影をすることでストーリー性が出る」「シャッターを押す人がいない場合でも撮影をしやすい要素がある」ことが、今後インスタ映えスポットを作るうえでも重要だとコメントしている。

【2021年のインスタ映えスポットランキングTOP10】

1位 プラトン装飾美術館(兵庫県神戸市)、2位 アカオハーブ&ローズガーデン(静岡県熱海市)、3位 金沢21世紀美術館(石川県金沢市)、4位 #ジハングン(福岡県福岡市)、5位 志摩地中海村(三重県志摩市)、6位 八坂庚申堂(京都府京都市)、7位 未来心の丘(広島県尾道市)、8位 生石高原(和歌山県有田郡)、9位 SHIBUYA SKY(東京都渋谷区)、10位 陶板名画の庭(京都府京都市)

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