お店で熱々のわらび餅、京都に専門店「きなこととろり」が誕生

2022.1.21 18:45

「くるみ」や「ラムレーズン」、季節限定の「さくら」を加えたわらび餅も

(写真10枚)

江戸時代中期の菓子茶房をルーツとする和菓子店「吉祥菓寮」(運営:麦の穂/本社:大阪市北区)が手がける、わらび餅のテイクアウト専門店「きなこととろり祇園本店」(京都市東山区)が、1月20日にオープンした。

店名にも「とろり」とあるように、食感にこだわったわらび餅を販売する同店。事業開発部長の浦川さんは、「当店では毎日お店で炊きたて熱々のわらび餅を手作りしています。それを、食べごろの温度まで待って、お客さまの前で切り分けて箱詰めするため、口溶けと食感のバランスが良いとろりとしたわらび餅を味わっていただけます」と話す。

本来、わらび餅は炊き上げの温度管理が難しく、製造できる環境が限られていたが、同社が和菓子店経営で培った技術や設備などを使い、販売店舗でも一定の炊きあがりを実現できるようになったそう。

ラインアップには、定番の「とろりわらび餅」(990円)に加え、「くるみ」(680円〜)や「ラムレーズン」(780円〜)を加えたものから、和のスパイスを混ぜた「山椒きな粉」(680円〜)、「あんこ」とフルーツを乗せる季節限定の「こし餡苺」(880円〜)などが揃う。

一口大に切り分けられおり、おもたせにも

また、浦川さんの「いろいろな形でわらび餅の楽しみ方を発信したい」という思いから、わらび餅をタピオカに見立てたドリンク「とろりわらび餅ラテ」(500円〜)や、国産大豆を焼き上げて加工したきな粉なども販売しており、テイクアウトしたわらび餅におうちで「追いきなこ」をして楽しむこともできる。

営業時間は朝11時~夕方6時(土日祝は夜7時まで、冬季短縮営業もあり)。 場所は地下鉄東山駅から徒歩約6分。

取材・写真/木田容平

きなこととろり

住所:京都市東山区古門前通東大路東入ル石橋町306
営業:朝11時〜夕方6時(土日祝は夜7時まで)

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