第3のソーダ割確立へ、サントリーから「翠」のソーダ缶が誕生

2022.1.26 18:45

揚げ物と相性のいい「翠(SUI)」

(写真4枚)

酒類メーカー「サントリースピリッツ」(本社:東京都港区)は1月26日、都内でおこなわれた『2022年国産ジン戦略説明会』で、「翠ジンソーダ缶」を発売すると発表した。

同社の主力商品「翠(SUI)」は2020年3月に発売されて以来、清々しいパッケージデザインとソーダで割って楽しむ「ジントニック」の味わいが人気の国産ジン。同社の発表によると、約3.5万店の飲料店と約4.8万店の小売店との取り扱いに成功した結果、販売数量は前年対比236%に伸長したという(2021年末時点)。

瓶の「翠(SUI)」は、蒸留酒に柚子、緑茶、生姜の浸漬酒を加えることで、独自の味わいを引き出しているが、今回は缶専用の新柚子原料酒を開発。この点に関し、村上悦郎執行役員は「瓶は作りたてのソーダ割りが楽しめるが、缶はソーダで割って時間が経ったものなので、これまでのものを使用すると香りの強さが変わってくる。割りたての香りを楽しんでもらいたいという思いで、柚子の最初の香りだちを変える必要があった」と説明した。

また神田秀樹社長は、「2022年の目標について瓶は30万ケース、缶は150万ケース、翠ブランド売上高は64億円(前比239%)を目指し、(ハイボール、レモンサワーに続く)『第3のソーダ割』としてのポジションを確立していきたい」と意気込みを語った。

「翠ジンソーダ缶」は、3月22日(コンビニは2月15日から)から全国で発売。容量は350ml(175円)と500ml(237円)で、アルコール度数は7%。

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