住職さんも認める!? 大阪の特大「大仏チョコ」を直撃

2022.2.14 14:15

「チョコミント大仏」(4500円)

(写真4枚)

コロナ禍の今年も盛り上がりを見せるバレンタインデー。毎年、さまざまなチョコレートやスイーツが登場するなか、大阪・塚本にある洋菓子店では、何やらご利益がありそうな「大仏チョコレート」が販売されている。

ハロウィンの時期には、骸骨や卒塔婆が乗った墓場モチーフのムースや、蟻が乗ったティラミスなど、ユニークなスイーツを販売している「菓子工房シュクルリ」(大阪市西淀川区)。そんな同店の、全長16cmもある「大仏」チョコレートについて、店主・井藤さんに詳しい話を訊きました。

──これまでに見たチョコレートの中で一番インパクトがあります! しかも全長16cm・・・なぜ大仏型のチョコレートを?

2年前に新型コロナウイルスが出現し、疫病退散の妖怪・アマビエが流行りましたよね。それでアマビエのスイーツを作ってお客さんに配っていたのですが、それでもコロナは収束しない。じゃあ仏さんにお願いしようと、願掛け的な意味で作り始めました。

──大仏さんの型があることに驚きました!

これはベルギー製の型で、菓子型などを販売している業者さんが「シュクルリさん好きそうやけど、どう?」って声をかけてもらった品なんですよ。

でも、これヨーロッパの仏さんだから、日本の仏さんとは違うそうで。近所のお寺の住職さんが、「この仏さんは、白毫(びゃくごう:眉間のやや上に生えている毛)がないな〜。日本の仏さんは白毫があるねん」って教えてくださったので、白毫もつけています。

──なるほど。外国のものだから、少し日本の仏さんと違う点があるんですね。言われてみれば・・・輪郭がシュッとしていて、鼻も高い気がします。どのような方が大仏さんのチョコレートを購入されますか?

僕の店のお客さんらしく、おもしろいもの好きの方ですね。前述した近所のお寺の住職さんも面白がってくれて、小さい方の仏さんチョコレートを買ってくれました。「檀家さんに配るわ〜」って(笑)

──住職さんも認めるチョコレートなんですね! ありがとうございました。

「チョコミント大仏」(4500円)

ゲットした「チョコミント大仏」を開封してみたところ、チョコミントの爽やかな香りふわり。ちょっと失礼して頭を傾けると、小さいチョコミント仏が5つ登場! 合計で6仏がセットになっているようだ。

フレーバーはチョコミントのほか、ミルクチョコレートの2種類がラインアップ。また、「チョコミント大仏」「チョコレート大仏」(4500円)のほか、小さい仏さんのチョコレートが5つセットになった「仏の顔も3個まで」(5個入り・1900円)も販売中。注文は毎月曜・夜9時からネットショップで受け付け、または店頭にて(事前に要問い合わせ)。

取材・写真/野村真帆

『菓子工房シュクルリ』

住所:大阪市西淀川区歌島2-1-6 ホンダハイム1F
電話:06-4862-6203
定休日:火、水曜

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