大阪府まん延防止の延長決定、高齢者の命を守る対策に注力

2022.2.19 07:15

「大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」の様子(2月18日・大阪府庁)

(写真2枚)

大阪府は2月18日、新型コロナへの対策本部会議を開催。「まん延防止等重点措置」(以下:まん防)の延長が決定したことを受け、「高齢者の命を守る」ことに重点を置いた内容が府民への要請に加えられた。

府の医療提供体制は、軽症中等症病床使⽤率が84.5%、重症病床使⽤率が40.2%とひっ迫。なかでも死亡者は平均年齢が79歳で、97.1%が60代以上の高齢者となっていることから、今回の延長に伴って高齢者を守る施策を強化し、府民へも協力が要請されることになった。

主な内容は、高齢者施設に対する2月末までのワクチン接種や、「高齢者施設などクラスター重点往診チーム」の設置、施設への抗原定性検査キットの配布など。また府民へも、高齢者と同居する家族への外出自粛、高齢者施設での面会自粛などが呼びかけられる。

会議終了後には、「高齢者を守る対策を強化することが必要。ぜひご協力をお願いいたします」と話した吉村洋文知事。まん防延長は3月6日まで。

取材・文・写真/岡田由佳子

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