上白石萌音がミュージカル主演、世界的演出家のもと孤児に挑戦

2022.3.13 08:15

左から上白石萌音、屋比久知奈

(写真4枚)

女優であり歌手の上白石萌音が、ミュージカル『ジェーン・エア』で主演を務めることが発表。さらにWキャストとして、抜群の歌唱力で注目の若手ミュージカル女優・屋比久知奈も出演する。

同作は1847年にイギリスで刊行された長編小説が原作で、世界で繰り返し上演されている不朽の名作のひとつ。ブロードウェイでロングラン上演がおこなわれた際には、演劇界でもっとも名誉のある「トニー賞」にもノミネートされた。

そんな『ジェーン・エア』が今回、演出家ジョーン・ケアードによって11年ぶりに新演出版として生まれ変わる。ジョーンは、『レ・ミゼラブル』や現在東京で公演中の話題作『千と千尋の神隠し』も手がけており、今回は著名演出家と若手実力派キャスト陣のコラボレーションにも期待が高まる。

舞台は1800年代のビクトリア朝のイギリスで、身寄りのない孤児の主人公ジェーンが友人ヘレンとの出会いや、環境に左右されながらも道を切り開き、自分自身を探す物語。ジェーンとヘレンは、上白石と屋比久が役代わりでWキャストを務め、作中に出てくる「謎めいた男性」ことロチェスターは、数々のミュージカルの有名作で活躍する井上芳雄が演じる。

主人公を演じる上白石は、「ジェーンは厳しい環境に生まれ育ったにもかかわらず、その環境を乗り越えてきた強さ、たくましさのある女性だと思います。同時にとても賢くて思慮深くて、それゆえ葛藤も多い役ですが、きっと共感していただけると思います」とコメント。

また屋比久は、「当時の時代背景を考えると、女性であるジェーンが自立して自ら道を切り開いていく姿は、かっこ良く、私自身勇気をもらえ、魅力に感じています。2役を演じることでそれぞれの役の気持ちがずっと深まると思うので、真摯に2人の女性と向き合いたいです」と思いを語った。

ミュージカル『ジェーン・エア』は2023年4月に「梅田芸術劇場」(大阪市北区)にて上演される。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本