近鉄百貨店が「若返り」図る、カフェや雑貨の新フロア誕生

2022.3.16 19:15

若者をターゲットとしたファッションフロア「Salon de GATE」

(写真12枚)

商業施設「あべのハルカス近鉄本店」(大阪市天王寺区)の4階ファッションフロアが、若者をターゲットとした新売り場「Salon de GATE(サロンドゲート)」として改装。3月16日にオープンした。

ファッション感度の高いミレニアム世代へ向けた、百貨店の「間口」として誕生した今回の新売り場。化粧品やセレクトショップの利用はあるものの、それより上階のショッピングフロアにはなかなか若者が来ないという苦戦がきっかけだったという。

そんな婦人服売り場への堅いイメージを払拭すべく、ターゲット層と同じ30代前後のスタッフが中心となり、「若返り」計画がスタート。フロアの中心にはその時々で注目を集めるライフスタイル雑貨やコスメなどが並ぶポップアップスペースが設置されている。

グラノーラ専門店のパウチ入り商品やボディケアブランドの「CLAUSPORTO」が手がける石鹸、またパッケージが目を引くオーガニック栄養バー「RAW BITE」などが並んでおり、週代わりでラインアップの変化が楽しめるという。

そして「より気軽に立ち寄ってもらえるように」と、大阪・堀江で「映えカフェ」の先駆けとして人気を集める「Cafe no.(カフェナンバー)」の常設店もオープン。カラフルでボリューミーな厚さのマカロン(380円〜)やムースを雲に見立てた新感覚ドリンク「クラウドラテ」(650円)などが販売されており、買い物の小休止にぴったりのスポットとなっている。

カラフルなマカロンや豊富なドリンクメニューが味わえる「Cafe no.」

そのほかにも、ファッションブランドは「都会的なモード」をテーマに、「MUVEIL(ミュベール)」や「LOKITO(ロキト)」をはじめとするデザイン性豊かなブランドや、またインスタグラマー・MAIが立ち上げた百貨店初登場となる「MECRE(メクル)」などが揃う。

「百貨店離れが進むなかではありますが、『生活を充実させたいという』という意思を持ったミレニアム世代のみなさまにはぜひ訪れていただきたい。今後も『インポート』や『ナチュラル』といったコンセプトをもとに、さらなる改装を予定しております」と担当者は話す。営業時間は朝10時〜夜8時。

あべのハルカス近鉄本店「Salon de GTATE」

住所:あべのハルカス近鉄本店(大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)
営業:10:00〜20:00

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