ロコディ堂前とニッ社辻「観たらえーがな」ザ・バットマン編

今回は大阪・難波の「なんばパークスシネマ」で鑑賞。ニッポンの社長の辻さん(左)、ロングコートダディの堂前透さん
ここからはネタバレありで、ロングコートダディの堂前とニッポンの社長の辻が鑑賞後に対談。はたして、『THE BATMANーザ・バットマンー』(以下バットマン)を観てどう思ったのか、どこが面白かったのかを、好き勝手にトークします。
◇ ◇
「ダウンタウンさんの人気の設定でコントをやれと言われても」(辻)
辻:堂前さんは、これまでバットマン関連の映画観たことあります?
堂前:映画『ダークナイト』をすごい酒飲みながら見たという記憶しかなくて。内容を覚えてないぐらい。だから、バットマンについてはほぼ知らんねん。
辻:そういうときに観ることありますよね(笑)。『ダークナイト』は、実はこいつがジョーカー!って。掴みが最速なんですよ。
堂前:そのへんで僕5杯目やから、爆破のシーンあるよな〜ぐらい。
辻:それでよく観終わりましたね(笑)。ちなみにその前作品の『バットマン ビギンズ』は?
堂前:観てないなぁ。

辻:観てないんや! 僕は『バットマン ビギンズ』まで、バットマンがどんなものか知らなかったんですよ。アメコミ自体も全く知らんくて。でも『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』を観たときに、こんなにちゃんとした話になるんや!って。それまで、アメコミってコメディぽくやるもんやと思ってたんで。
堂前:SLASHHHHHHHH(スラッシュッーー)って効果音が飛んでるようなな。
辻:笑。そう、この3部作を撮ったのがクリストファー・ノーランという監督で、ここからアメコミおもろいやんってなりましたね。ちなみにバットマンってティム・バートン監督が撮ったのもあるんですが、ジャック・ニコルソンが演じているジョーカーがむちゃくちゃコミカルなんです。だから、そのときは漫画の世界観を実写化しただけみたいで、はまらなくって。でも、最近のアメコミの映画って、ベースの話だけ借りてきて、むっちゃ面白いの撮るみたいな感じの印象になりました。
堂前:ストーリーはちゃんとしてるもんな。
辻:それで、今回、僕はその3部作を超えられるんかって。よう出したなって。
堂前:なかなかハードル高い。

辻:超大ヒットで、ジョーカー役のヒース・レジャーの死でめっちゃ伝説的になってもうて。警察のゴードン役をゲイリー・オールドマンがやってたんですけど、それがむちゃくちゃよかったんです。僕のなかでそのイメージが残ってしまってるんです。だって、ダウンタウンさんの人気の設定があるのに、それでコントやれって言われてもイヤじゃないですか? トカゲのおっさんで新しいの作れみたいな。それをやるんや!?って。
堂前:それはイヤやな、ほんまに。
辻:でも、全然違う感じやったんですよ! 僕もまだ歴が浅いんですけどファンなんで、ちゃんとファンが喜ぶ内容になっていたと思う。これまで描いてへんところをやろうとしたんじゃないかと。
堂前:僕はね、とにかくむっちゃ暗いなと思った。すごい、みんな暗くてびっくりした。バットマンも体調悪そうやし、怖い顔のやつやった・・・(笑)。
辻:そう暗いんですよ、もともと主人公って暗めで影があるんです。だから最初、語りから入るんですが、バットマンではなくて、悪者側かと思ったぐらい。今回のマット・リーヴス監督のインタビューによると、この暗いのは意識して撮ったらしいです。この監督もきっとバットマンのファンで、3部作を観てるのを見越した映画なんかなと思いましたね。
堂前:これまでの作品と時系列とか関係ないんやんな? パラレルワールドみたいな感じ?
辻:そうそう。だから、観る前はこれまでのをイメージして、テンポよくアクションでいくんかなと思ったら違った。闘うのも結構少なかったし。そういえば、近距離戦でおもくそ顔どついてましたね(笑)。
堂前:そこで調子が悪いんかなと思った(笑)。やつあたり的にやってるみたいな感じがして。あれって、完全な人間なん?
辻:そうなんですよ、映画『アイアンマン』と同じで、お金をかけたスーツで補強して強いタイプ。バットマン自身も鍛錬して戦闘能力を上げてもいますけどね。僕原稿にも書いたんですけど、前作はいきなり真上に飛び上がるんですよ。いくら羽がついてても、それはありえへん。でも、今回は落ちるだけでしょ。

堂前:あれ、むっちゃ良かった。俺、イラストも描いたもん。空飛ぶ前に一瞬「ウッ」ってなって、でも、行くしかないって。全然笑っていいシーンやったのに、映画観てる人だれも笑ってなかった。
辻:そういえば今回の映画、アメリカンジョークも1個もなかったですね。おもしろくやってるカットが1個もなかった。口癖とかでジョーク言ってるやつはいたかもしれへんけど。
堂前:笑いゼロ。
『THE BATMANーザ・バットマンー』
2022年3月11日(金)全国公開
監督:マット・リーヴス
脚本:マット・リーヴス、マットソン・トムリン
出演:ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジョン・タトゥーロ、アンディ・サーキス、 ジェフリー・ライトほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
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