オリックス・山本由伸、「落ちないストレート」で更なる進化へ

2022.3.25 19:15

オリックスバファローズ・山本由伸投手(C)MBS

(写真1枚)

プロ野球2022年シーズンが、3月25日に開幕。その開幕のマウンドを2年連続で託された「オリックス・バファローズ」のエース・山本由伸投手に、『情熱大陸』(MBS)が密着する。

昨シーズンの日本プロ野球で、投手4冠(最多勝利・最多奪三振・最優秀防御率・最高勝率)、そして投手として最高の栄誉である沢村賞、さらにパ・リーグのMVPを獲得した山本投手。投手4冠は歴代で12人しか達成しておらず、斉藤和巳氏(ソフトバンクホークス・2006年)以来の偉業だ。

また、2021年夏に開催された『東京2020オリンピック』でも先発の柱として、大車輪の活躍。侍ジャパンの初戦となったドミニカ共和国戦で先発を任されると、強力打線を相手に6回2安打無失点9奪三振と圧巻のピッチング。37年ぶりの金メダル獲得に大きく貢献し、まさに名実ともに日本のエースとなり、「山本由伸」の名を世界に轟かせた。

そんな山本投手は今年のオフシーズン、新たな武器を身に着けようとしていた。それが「落ちないストレート」。重力にあらがう威力を持った直球だ。150キロ台の直球を投じる山本投手だが、特殊なヤリのような練習器具や、ソフトボールでのキャッチボールをおこなうなど独自のトレーニングを重ね、理想のボールを追求する。

2月の宮崎キャンプでは誰よりも早く球場入り。毎日同じ状態を作り、練習に入る。その「継続力」が山本投手を成長させていた。キャンプ最終日。ほかの選手が帰るなか、ひとりグラウンドに戻ってきた山本投手。自分が追い求めるボールのために妥協は一切ない。

オープン戦では、レベルアップしたはずのストレートを打たれ首をかしげる場面もあったが、「楽しかったです」と笑顔を見せ、2022年シーズンへの期待を滲ませる。プロ5年目、23歳にしてプロ野球の頂きを見てしまったピッチャーは、6年目となる今シーズンさらなる進化を遂げられるのか。この模様は、3月27日・夜11時から放送される。

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