集合アパートを改装、京都・丹波口に新アートギャラリー誕生

2022.4.22 07:15

現在の「ちてん」の後は、紙を素材に用いた立体作品を発表する小泉巧/内藤紫帆による2人展「nuance」(5月3日〜15日)、長野で活動する画家・yukartの個展「BIRTH」(6月1日〜12日)を予定

(写真5枚)

「京都市中央市場」があるJR丹波口駅そばに4月10日、ギャラリー&カフェ「SOQSO」(ソーキューソー)がオープンした。

同施設は、京都精華大学の卒業生で店舗内装等も請け負う工務店のオーナー・幡良祐さんが、先代から受け継いだ元集合アパート「双鳩荘」をリノベーションしたもの。ギャラリーの屋号もこのアパート名が由来になっている。

ギャラリースペースは3階にあり、「ジャンルを問わず、自分のなかでピンときた作家を紹介していきたい。実は丹波口は民泊が非常に多い場所なんです。地元だけでなく、さまざまなエリアの人にもアートを楽しんでもらえたら」と幡さん。現在は女性をモチーフに異なるテクスチャーを重ねた水彩画を描く東京のイラストレーター・オカダミカの個展『ちてん』を開催中だ(5月1日まで)。

そして2階は工務店のショールームも兼ねたカフェになっており、1970年代のプレートで提供されるスイーツやドリンクほか、5月中は土日祝限定で四条大宮のスパイスカレー専門店「ムジャラ」の「SOQSO」限定スパイスカレーセット(1ドリンク付き、1300円)もスタンバイする。

今後は1階の空きスペースを利用したファーマーズマーケットや植物の販売会も予定。市場の街というイメージが強かった丹波口エリアにおいて、新たな憩いの場となりそうだ。営業時間は朝11時〜夕方6時(土日祝は夜8時まで)、火曜定休(カフェの営業は、個展開催時の土日祝のみ)。

取材・文・写真/吉田志帆

データ

住所:京都市下京区中堂寺北町18
営業時間:朝11時〜夕方6時(土日祝は夜8時まで)

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