完結も話題沸騰、「ゴールデンカムイ」企画展が京都に

2022.5.15 18:15

「ゴールデンカムイ展」イメージ(c)野田サトル/集英社

(写真8枚)

明治末期の北海道・樺太を舞台にした、漫画家・野田サトルによる『ゴールデンカムイ』(発行:集英社)。その展覧会が、7月9日より「京都文化博物館」(京都市中京区)にて開催される。

連載完結を記念したオンライン上での全話無料公開を5月8日まで実施するなど、今もっとも勢いのある漫画のひとつである同作。日露戦争で死線を潜り抜けた元兵士・杉元佐一とアイヌの少女・アシ(リ)パが、網走監獄の死刑囚たちが隠したという莫大な埋蔵金を追いかけるストーリーだ。

ツイッターではトレンド常連ともいえる人気作。その魅力は、アイヌ語監修者を設けるほど本格的なアイヌ文化の追求、そして、一見シリアスな画風とは反した個性豊かすぎるキャラクターたちによるギャグ要素だ。その予想を上回る趣向や下ネタが読了後にギャップを生み、SNSではたびたび「変態博覧会」と称される様子も見られるほど。また、4月に発表された実写映画化にも注目が集まっている。

そんな同作の展覧会が、東京につづいて京都でも開催。5つのゾーンに分けて、名シーンの数々や24人の刺青囚人などを掘り下げるほか、野田氏が所有するモデル資料「杉元佐一の軍帽」や「アシ(リ)パのマキリ」、「鶴見篤四郎の軍服」なども展示されるという。

杉本佐一の軍帽(c)野田サトル/集英社

期間は9月11日まで、「京都文化博物館」にて開催。入場料は一般・大学生1300円、中高生1000円(いずれも前売券、5月16日から販売開始)など。※アシ(リ)パのリは小文字が正式表記

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