フェリシモに夜道の交通安全グッズ、生田警察と共同開発

2022.5.11 18:30

暗闇の状態での、リフレクター素材のマスク、ボディーバッグ、傘袋&ケースの使用例

(写真7枚)

通販会社「フェリシモ」(神戸市中央区)が、交通安全対策になるファッション小物を兵庫県生田警察署と共同開発。5月10日から販売が開始され、同日に神戸市内で商品発表会がおこなわれた。

「警察庁交通局」データによると、交通事故の死亡は「歩行中」が最も多く、特に日没前後の1時間に事故が多発するという。そのため、「反射材の装着率を上げたい」と考えていた生田署が日常使いできる独自アイテムを同社に依頼。2021年8月から共同開発がスタートし、反射材の視認性チェックが何度も重ねられたという。

累計25万個販売のヒット商品「レジカゴリュック」などを開発した雑貨ブランド「L’AMI+[ラミプリュス]」が手がけた新作は、車のヘッドライトなどの光を反射するリフレクター素材を使った3種。

男女兼用のボディーバッグ(4290円)は、キルト仕立ての前面とサイドの帯、バンドの背面が夜道でキラリと反射するデザインに。また、水分を吸収しながら収納できる傘袋&ケース(2640円)は昼夜での変化を楽しめるようピンク色の裏側にリフレクター素材が使われ、不織布マスクとセットで使えるコットンのマスクカバー(1595円~)には花柄のリフレクタープリントが施されている。

この日の発表会で浪花和志署長は、「昼間から身につけれるアイテムで、全国に普及すれば事故抑止に効果的であると思っております」とコメント。

また「フェリシモ」の矢崎和彦社長は、「弊社は『幸せ』に貢献できるような物づくりを目指してきました。機能性とデザイン性を兼ね備えた今回のアイテムが『不幸な状態を作らない』ことにつながれば」と呼びかけた。商品は「L’AMI+[ラミプリュス]」オンラインショップで販売中。

取材・文・写真/塩屋薫

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