映画「ハケンアニメ!」、映画製作者が大阪芸大で特別講義を開催

2022.5.15 06:15

大阪芸術大学の特別講義に登壇した髙橋直也プロデューサー(右)と清久素延撮影監督(14日・大阪府河南町)

(写真6枚)

「大阪芸術大学」(大阪府南河内郡)で14日、映画『ハケンアニメ!』の学生向け特別講義と試写会がおこなわれ、髙橋直也プロデューサーと清久素延撮影監督が登壇。映像制作を志望する学生たちへ映画製作について語った。

同大学映像学科卒業生の俳優・前野朋哉が、同作の根岸役で出演することから企画された今回の特別講義。映像学科の学生を中心に約120人の学生が集まった。同大学企画広報の坂本さんによると、「3日前に企画が決まって、学生限定で募集をかけたらすぐに埋まってしまった」という。

講義は専門的な内容を中心に1時間程おこなわれ、日本アカデミー賞の受賞歴がある清久撮影監督には学生から「オープニングのシーンはどうやって撮影したのか」との質問が飛ぶ場面も。それに対し「自作のクレーンを作って自分でカメラを取り付けた」と答えると、同学科の教員と学生は、第一線で活躍するプロの撮影秘話に舌を巻いた。

アニメ制作の舞台裏を描いた同作の試写会もおこなわれ、2回生で映画監督を目指す堀内さんは「主人公と自分を重ねて大号泣してしまった。映画のリアリティがすごかったので、思わず感情移入してしまう」と余韻に浸りながら話し、同学科の星野さんは「単純にものすごくおもしろかった。続編を見たくなるような映画だった」と興奮気味に語った。

映画『ハケンアニメ!』(C)2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会

同作は、新人アニメ監督・斎藤瞳(吉岡里帆)と、伝説の天才監督・王子千晴(中村倫也)が、最も成功したアニメに与えられる称号「覇権(ハケン)」を目指すサクセスストーリーで、5月20日より全国公開。

取材・文・写真/木田容平

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