神戸市の4回目ワクチン接種、対象者限定で6月スタート

2022.5.27 08:45

3回目ワクチンの接種状況と4回目接種について説明する、久元喜造神戸市長(5月26日、神戸市役所)

(写真4枚)

神戸市の久元喜造市長は5月26日の市長定例会見で、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を6月1日から始めると発表した。

重症化を予防する観点から、接種対象は全員ではない4回目の接種。60歳以上で3回目接種から5カ月が経過した人や、18~59歳で基礎疾患のある人、重症化リスクが高いと医師が認める人、となる。

なお、3回目の接種も引き続きおこなっており、若年層への接種をうながすための夜間接種や、大学へバスで出向く訪問型接種、高齢者など接種会場まで足がない人へ向けたワクチンカーなどの選択肢を用意。一方、「ノエビアスタジアム神戸」(神戸市兵庫区)の大規模接種会場は、6月19日で運営を終了する。

会見のあった26日、同市の新規陽性者数は319件。1週間の累計も前週より減少し、重症者病床の使用もわずかだが、久元市長は「第4波では、(コロナに罹患した)約半数の方が後遺症を経験している。コロナは重症化率が低いからといって、決してあなどれない。引き続き、感染しないような行動をお願いしたい」と呼びかけた。

4回目の接種券は、60歳以上には時期が来るとが発送されるが、59歳以下の場合は基礎疾患の有無を市が把握していないため、本人の申請が必要。

申請方法は、ネット上で接種券を即日発行できる「こうべE-Mail接種券」か「紙の接種券郵送」(申請は6月1日から)で、60歳以上も含めていずれの場合も、接種券が手元に届いた日から接種予約ができる。

取材・文・写真/合楽仁美

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