万博の大阪パビリオン「次の世界にインスピレーションを」

2022.7.14 06:00

名称が「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn(ネスト フォー リボーン)」に決まった大阪パビリオンの外観 提供:大阪府

(写真7枚)

2025年の『大阪・関西万博』における大阪パビリオンの名称が、「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn(ネスト フォー リボーン)」に決定。7月13日に実施された大阪府の定例会見で発表された。

同パビリオンの基本テーマは「リボーン」とし、「人は生まれ変われる、新たな一歩を踏み出す」という意味。名称は外観デザインからアイデアを得たもので、新しいものを生み出す「巣(Nest)」として、未来の大阪の可能性を感じることができる展示を目指すという。

会見では150分の1サイズの模型も公開。吉村洋文知事は、「ガラスの屋根に水が流れ、水のなかに包まれたような空間。光や自然の風が入り、自然のぬくもりを感じられる造りになっている。鳥が羽ばたくために巣を作るような、新たな大阪の未来が生まれる生誕の地のイメージ」と説明した。

また、改めて万博を開催する意義については、「1970年の万博では若い世代がインスピレーションを感じ、50年経って現実的になっているものがたくさんある。今回の万博も、今はないけれど次の世界はこういうものを目指すというインスピレーション、技術を体験・体感できるものになれば」と話した。

開幕1000日前となる7月18日には大阪府と市、博覧会協会が連携したイベント『1000 Days to Go!(セン・デイズ・ゴー)』が、東京都と大阪府で開催。このほか、府と市では関連イベントやキャンペーン、全国に万博キャラクターをあしらった横断幕を掲げるなど、万博の機運を盛り上げていくという。

取材・文・写真/岡田由佳子

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