大阪のコロナ感染が過去最多、知事「80%までは拡大傾向」

2022.7.20 19:05

定例会見でのフリップより(7月20日・大阪府庁)

(写真12枚)

大阪府の定例会見が7月20日に実施され、同日の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数が過去最多を更新する約2万2000人であったことを発表。吉村洋文知事は、「変異株のBA.5の置き換わりはまだ60%で今後も拡大傾向が続く」と見解を示した。

大阪府ではこの日の新規陽性者が2万1976人で、直近1週間単位で1.7倍に。その原因として知事が指摘するのが、変異株であるBA.5の存在だ。

変異株スクリーニングでBA.5または4系統の疑い検出率は、前週(7月4日~10日)が約39.2%だったのが、今回(7月11日から17日)は約60.1%と増加。

現状について吉村知事は、「変異株の置き換わりが80%くらいになると徐々に感染拡大の速度が遅くなり、減ってくるのがこれまでの経験。今60%なので熱を持って増えている状態。本日過去最多となるが、BA.5の感染拡大力は現場感覚でも速いという声があり、拡大傾向はまだ続くと想定している」と説明する。

府では基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけると同時に、感染の疑いがある人や発熱した人などに向けた相談窓口を改めて案内。吉村知事は、「発熱外来が非常にひっ迫しているが、府では2600の診察医療機関に了承を得て、情報公開しているので確認を。また、発熱者SOSの相談センターも活用していただきたい」と呼びかけた。

取材・文・写真/岡田由佳子

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