ジーンズを履きこなすバレリーナ・飯島望未「人気と実力」

2022.7.27 20:15

若手のファンを虜にする次世代のダンサー・飯島望未

(写真2枚)

熊川哲也率いるバレエ団「Kバレエ」でトップダンサーを務める傍ら、シャネルのビューティーアンバサダーに就任したり、ファッション業界でもモデルとして活躍する飯島望未。同バレエ団の最新作『クレオパトラ』の取材会では、「人気と実力が兼ね備わった稀なダンサー」として熊川が称賛を送った。

小さくまとまった顔立ちに、すらりと細いプロポーションが印象的な飯島は、現在31歳のバレリーナ。本業は踊ることとしているが・・・。実は彼女、今ファションやメディア業界から多くの注目を集める存在で、インスタグラムのフォロワーは9.8万人。数々のブランドでも広告塔に就いたりと、自身の持つ「美」と「踊りでの表現」を掛け合わせながら、誰もまだ見ぬ世界へと突き進む1人なのだ。

もともと飯島は、大阪で生まれ育ち、若くして海外のバレエ団で活躍。そして、2021年に「Kバレエ」に入団。2022年には最高峰の地位とも言われるプリンシパルまで上り詰め、『シンデレラ』や『ロミオとジュリエット』など、数々のタイトルロールを務めてきた。

そんな飯島を熊川は、「人気と実力を併せ持ったダンサーは稀。真面目で実直で努力家な子で、ずっと目の奥に光る『特別なもの』があるんです。彼女の人間性が大好きです」と称賛。

そして、バレリーナでありながらもファッションに美容と、ほかの世界にも足を伸ばす飯島を、「それはそれ、これはこれと棲み分けているダンサーですし、ファンの獲得の仕方も含め分かっている。長年舞台の上で培ってきた彼女の表現が若いファンを掴む理由なんじゃないでしょうか」と笑顔を見せた熊川。「(髪が)今日はピンク、明日は金髪に黒と、カメレオンみたいに変わっていきますが、それもまた時代に適した表現なのかな」とも。

熊川は飯島を「フォトジェニックでインパクトのあるダンサー」と話す(26日・大阪市内)

今秋に上演される『クレオパトラ』では、主人公・クレオパトラを演じる。これまで「シンデレラ」や「ジュリエット」など、娘役を当たり役としていたが、今回は歴史に残る強美の象徴となり観客を翻弄する。熊川から「女優ダンサー」とも呼ばれる彼女の演技力が、どのような『クレオパトラ』に仕上がるのだろうか・・・注目したい。

『クレオパトラ』の大阪公演は11月3日、「フェスティバルホール」(大阪市北区)にて。昼公演はクレオパトラを飯島望未、夜公演は日高世菜が演じ、熊川は夜公演に出演予定。チケットは現在昼公演のみ販売しており、S席1万5000円ほか ※日高世菜の高は、はしごだか。

『クレオパトラ』

会場:フェスティバルホール(大阪府大阪市北区中之島2-3-18)
日時:11月3日(木・祝)※13:00と17:30
料金:(13:00の回)S席1万7500円、A席1万3000円、B席1万円、C席8000円、BOX席2万3000円、バルコニーBOX席(2席セット)3万5000円

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