ちむどんどん第18週振りかえり・幸せのアンダンスー

2022.8.12 08:15

ウェディングドレスとタキシードに身を包み、笑顔で見つめ合う暢子(黒島結菜)と和彦(宮沢氷魚)(C)NHK

(写真5枚)

良子たちの振る舞いに困惑した重子だったが、良子と賢秀の訪問、そして暢子の妹・歌子(上白石萌歌)からのメッセージを聞くうちに、少しずつ心境に変化が生まれていく。そして、暢子の招待を受けた重子は、和彦とともに再び「フォンターナ」を訪れる。

振る舞われる料理の品々にどこか既視感を覚える重子だったが、最後に運ばれてきた「お寿司」を見て、これらが戦後間もないころの「闇市」を再現した料理であることに気付く。決して「おいしい」とは言えない料理だったが、家族の思い出の味。亡き夫・史彦(戸次重幸)との幸せだった時代を思い出し、重子は懐かしさに包まれていく。

食べ終えた重子に、暢子は『昔の大切な思い出を呼び起こす』料理に込めた思いを語り始める。かつて史彦が教えてくれた「思い出はそれぞれに違う。その違いを知って、考えて、互いを尊重する。その先にだけ幸せな未来が待っている。」という言葉を胸に、「重子さんの大切な思い出の味を作れたらと、そう思いました」と伝えるのだった。

招待した重子(鈴木保奈美)と和彦(宮沢氷魚)にある料理を出す暢子(黒島結菜)(C)NHK

暢子の思いを受け止め、それまで強硬な態度で結婚に反対していた重子だったが、「披露宴はイタリア料理でお願いしますね、沖縄料理も食べたいわ」と一転。そして「『しーちゃん』と呼んでくださる?  私、孫ができてもおばあちゃんとは呼ばれたくないの」と、暢子を受け入れる。

重子から結婚の許しを得て、披露宴に向けて準備を進めていく暢子。そしていよいよ、暢子と和彦は結婚式の日を迎える。当日、披露宴会場では暢子と和彦にとって大切な人々が一堂に会し・・・。

本作は、ふるさとの沖縄料理に夢をかけるヒロインと強い絆で結ばれた家族の、沖縄本土復帰からの50年の歩みを描く物語。奮闘する物語。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の放送を振りかえる。

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