ジャズ界の伝説、マーカス・ミラーがビルボードライブ大阪に降臨[PR]
80年代以降のジャズ/フュージョン・シーンにおいて、名実ともに最高峰のベース奏者であり、プロデューサーとしても幅広い支持を集め続けるマーカス・ミラー。
スラップ奏法を駆使した圧倒的なテクニックと華やかなスター性、そしてバッキングに回ったときにも絶妙なバランス感覚を示す万能なプレイで、数多くの大物とのコラボやスーパー・セッションをこなしてきた彼が、9月17日~19日、オープン15周年を迎えた「ビルボードライブ大阪」(大阪市北区)で待望の3デイズ公演をおこなう。
■ 時代の流れを一気に変えた・・・マーカス・ミラーの登場
13歳のときにベースを手にし、15歳になる頃にはすでにサポート・ベーシストとしてニューヨークで活動を始めていたという早熟の彼は、20歳となった1979年にプロとして独立。その直後から、サックス奏者のデヴィッド・サンボーン、名曲『ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス』でもお馴染みのグローヴァー・ワシントンJr.、日本の渡辺香津美といった当時の人気プレイヤーたちの録音に参加し、一躍トップ・ベーシストの座へと登り詰めた。
そんなマーカスの評価を不動のものとしたのが、復活を遂げたジャズ界の「帝王」ことマイルス・デイヴィスのグループに起用されたことで、1981年に発表された復帰作『ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン』に参加以降は、マイルスの片腕的存在としてプロデューサーとしても才能を発揮。彼の登場は、時代の流れを一気に変えるセンセーショナルなものだった。
その一方で、1983年にリリースした初のアルバム『サドゥンリー』以降はリーダー作もコンスタントに発表し、自身のベース・プレイはもちろんのこと、バス・クラリネットやギターもこなすマルチ・プレイヤーとしての資質や、最新のソウルやファンクも視野に入れた柔軟な音楽性を発揮した意欲作を連発。2001年に発表した『M2 ~パワー・アンド・グレイス』ではグラミー賞の「最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞」を獲得し、キャリアにおけるひとつの頂点を示した。
2010年代以降は、多様化する音楽シーンの動向にも目を配りながら、安定したポジションに居座ることのない新境地を示したスタジオ録音作を発表。
気鋭の若手プレイヤーたちを起用してタイトル通りにフレッシュな境地を示した『ルネッサンス』(2012年)、ロバート・グラスパーやパブリック・エナミーのチャック・Dをゲストに、自らのルーツであるアフリカの音楽などをカラフルに反映した『アフロディジア』(2015年)、そして現在のところ最新作となる『レイド・ブラック』(2018年)でも、冒頭曲からトラップを取り入れながら汎ブラック・ミュージック的なサウンドを展開して尽きることを知らない創造性を豊かに示した。
すでに40年以上に及ぶキャリアを重ねながらも、常に最新のサウンドを追い求め続ける姿勢は、やはり晩年期の音楽的パートナーを務めたマイルス・デイヴィスの姿勢を継承している人であると言えるかもしれない。
■ 深化を続けるマーカス、今なお観ておくべき「レジェンド」
そんな1980年代以降のジャズ/フュージョン界をリードし続けてきた「ベース・ヒーロー」が、コロナ禍を経てかなり久々となる来日公演を実現させる。
リアルタイムで彼が繰り出すサウンドの斬新さに触れてきたファンはもちろんのこと、ヒップホップ/R&Bなどとの融合が当たり前となった新世代のジャズ・フリークたちにとっても、その先駆的存在として観ておくべき「レジェンド」であるのは間違いのないところ。
スラップ奏法の始祖であるラリー・グラハム、驚異的なテクニックでエレキ・ベース奏法の概念を変えたジャコ・パストリアスらが切り開いた道を統合し、ベテランの域に達した今もなお深化を続けるマーカスの最新の境地を、「ビルボードライブ大阪」という至高の会場でじっくりと堪能してほしい。
日程は9月17日〜19日の3日間で、各日夕方4時半開演/夜7時半開演の2ステージ。料金はサービスエリア1万3500円、カジュアルエリア1万2900円。ほか、9月21日・22日に「ビルボードライブ横浜」、9月24日・25日に「ビルボードライブ東京」でも開催される。
■ 話題のハンバーガーなどこだわりの料理やドリンクとともに
ホテルのラウンジさながらの豪華さと心地よさで、大人の音楽ファンから人気の「ビルボードライブ大阪」。そんなスペシャルな空間では、ライブを鑑賞しながら一流シェフによる料理が堪能できる。前菜、パスタ、ピッツァ、デザートをはじめ、黒毛和牛ロース(60g)をジェンガ風に配置した話題のステーキバーガー(1980円)、月替わりのクロワッサンサンド(カジュアル席限定プラン/1000円・予約制)など限定メニューが楽しめる。
※本公演は新型コロナウイルス感染症対策用の座席レイアウトを使用し、公演を実施いたします。
※ご来場前に必ず「営業再開時の新型コロナウイルス感染症対策について」ページ内の<お客様へご協力のお願い>をご確認ください。
※本公演は映像収録が入る可能性がございます。お客様が映像に映りこむ場合もございますが予めご了承ください。
文/吉本秀純
提供/阪神コンテンツリンク
マーカス・ミラー
日程:2022年9月17日(土)〜19日(祝・月)
時間:1stステージ=16:30〜、2ndステージ=19:30〜
会場:ビルボードライブ大阪(大阪市北区梅田2-2-22 ハービスエントB2)
料金:サービスエリア13500円、カジュアルエリア12900円 ※飲食代は別途
電話:06-6342-7722
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