安藤忠雄建築も限定公開、六甲ミーツ・アートが今年も開幕

2022.8.24 18:15

作品:袴田京太朗《闘う女の子と中国の文官》2022

(写真4枚)

関西屈指の夜景からデートスポットとしても有名な神戸・六甲山。その山上に点在するさまざまな施設を舞台にしたイベント『六甲ミーツ・アート芸術散歩』が、今年は8月27日より開催される。

2010年のスタート以来、毎年秋に開催され、作品を巡りながら自然を満喫できる同イベント。広い芝生を活かした野外エリアや、ステンドグラスが残るレトロな建築内での展示など、展示場所で雰囲気がガラリと変わるのも特徴のひとつ。13年目を迎えた今年は、総勢38組のアーティストによる作品が六甲山を彩る。

なかでも見どころは、1986年に竣工し、建築家・安藤忠雄が設計した「風の教会」での展示だ。国内外で非日常的な空間をつくり出すダイナミックな参加型インスタレーション作品やパブリックアートなどを手掛ける注目アーティスト・大巻伸嗣が、「風の教会」で新作を公開する。同会場はイベント限定で特別公開されるので、会期中でしか見られないアート空間を体感することができる。

そのほか、2022年2月に「京都市京セラ美術館」(京都市左京区)でおこなわれた『国際コンペティション』に出展し、多数の球体を繋げて独創的な空間を作り出した大阪出身のアーティスト・大西康明や、鉛筆×オイルパステルを駆使する大阪出身の姉妹アーティスト・星谷モモ&マオなど、関西出身アーティストも多数参加。

会期中、会場のひとつである「ROKKO森の音ミュージアム」では、六甲山麓で育まれた「六甲味噌」を使ったグルメも楽しめる。公式サイトには「モデルコース」も紹介されているので、初心者はこちらから試してみては。会期は8月27日から11月23日まで、山上の全施設に鑑賞パスポートは一般2500円(当日山上で購入の場合)ほか。詳しくは公式サイトにて。

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